初老のボケ防止日記

おっさんのひとりごとだから気にしないようにな。

給湯器交換には金も時間もかかるから覚悟しておいたほうがいいぞマジで

もう2ヶ月程前になりますが、自宅の風呂釜給湯器が壊れました。新築分譲で入居して10年が過ぎ、マンション内の知人宅でも壊れて交換した時の話を家内から聞いていたのである程度覚悟はしていたのですが、やっぱり自ら経験するのとそうでないのでは全然違いますね、精神的ダメージが。

ということで、その当時の記憶を振り返ってみました。

 

 

「それは、ある日突然に」

我が家では子供達がまだ小さいのでお風呂は夕方に沸かしており、私が帰宅する頃には自動保温が過ぎているので追い焚きをして入ります。その日もいつもと同じように平日仕事から帰宅し疲れた体を癒やそうと風呂に入って蓋を開けたところ、いつもよりお湯が多く溢れんばかり、しかもダチョウ倶楽部仕様の熱さになっておりました。

入浴後に家内に聞くと、夕方に風呂を入れるときに給湯器スイッチにエラーコードがでていたとのこと。さっそくそのエラーコード(252)を入居時に配布されていた給湯器の説明書で調べてみると「メーカーに聞け」と。当然営業時間外なのでネットを調べてみるとどうも「ふろ側追い焚き検知不良」とのこと。

幸いにもお湯はでるので、シャワーを使う分には問題ないからと暫く様子見しつつも、”もしかしてガス給湯器って壊れたら爆発しちゃうんじゃね?”という根拠の無い恐怖心から翌日には給湯器メーカーさんに診てもらいました。

すると、やはり追い焚き機能の故障で、交換に7万前後かかりますとのこと。しかも、給湯器自体も製造後10年を経過しているので、修理しても他の部分が壊れてくる可能性が高いですと。前に聞いた話だと(ウチのマンションの場合)30万位かかったという話を聞いていたので、ひとまず交換見積もりをとって修理か交換を判断することにしました。

「見積もりとってみた」

さて、見積もりを集めるにしても、今住んでる土地は地元ではないので近辺の工事屋さんをよく知りません。また、工事対応は基本私がやるので、できればオンラインで色々とやりとりできたほうが楽だし、そういうところのほうが値段が安かろうという考えもあってまずはネットで複数業者から見積もりを貰うことにしました。

ここで問題になるのが、交換製品に何を選べばいいのかということです。元々ついている給湯器は東京ガスブランドでしたが、実際は松下製(恐らくそれもリンナイかパロマのOEM)です。しかも、松下はもう給湯器は販売していない為、型番検索してもどんなスペックだったか情報がでてこないので、現在市場で売られている別メーカーの同等製品から何を選べばいいのかさっぱりわかりませんでした。

ところがそこは相手もプロです。現在の製品の型番さえわかれば同等製品でご提案いたしますよと。ただし、取り付け場所(PSかベランダか)や給湯器の利用形態(床暖房や浴室換気乾燥機も使ってるか)によって、給湯器本体以外の付属品が変わるので本体型番だけだと工事総額が概算しか出せず、現地視察をしないと当日追加費用が発生する可能性が高いということでした。

ただ、殆どのネット業者は自分で指定された場所の写真を撮影して送付することで現地視察をしなくてもある程度の精度の見積もりはだせるとのこと、加えて現地視察が不要になる分、調査費を値引きするという形式でした。

「業者、君に決めた。」

東京ガスさん含め5社くらい見積もりを貰いましたが、金額も見積内容も千差万別でした。特に東京ガスさんは自社ブランドしか扱えないので(OEMで中身は変わらない癖に)値引きも殆ど無く、サポートもメーカ保証以外は別契約ということなので、今回は一番はじめに選定候補外となりました。その他のネット系の業者さんは、総じて金額は東京ガスに比べて安いのですが、提案してきた製品が同一メーカー品であっても微妙に型番が異なったり、工事内訳の部品構成が異なりました(内訳すら明確で無い業者さんもいました)。

ネットから見積もりを出す際は公平性をきすため、同一の写真と説明をだすように心がけたにもかかわらず、これだけ異なるのはやはり現地視察が重要なのかなという感想を持ち、最終的には、「工事屋さん.com」経由でなるべく立地が近い業者にお願いすることにしました。

ko-jiyasan.com

選定理由としては以下です。

  • 価格が一番安かった(東京ガスと比較して10万は安い)
  • 所在地が近い(クルマで30分圏内なので何かあるときに頼りやすい)
  • 電話での対応も親切
  • 他社は最高級の機能製品を提案してきたのに、現状と同機能製品で提案してきた(今と使い勝手が変わらないほうが使いやすいでしょうという提案)
  • ストリートビューで調べたらガス会社指定工事店の看板がついてた(工事も信頼できるはず)。

「発注 そして工事へ」

発注から工事まではメーカー在庫が無いため2週間程あいだが空きました。幸いうちはシャワーは使えたので許容できましたが、給湯器故障内容によっては待てない家庭も多そうなので見積もりの際には工事日含めて確認することをオススメします(今回見積もりを出した業者さんのうち、1社は各エリア毎に全モデルを最低1台は在庫保持しているというところもあったのでスピードを求める場合はそういう業者さんを重視したほうがいいかもしれません)。

さて、工事自体は床暖房リモコンの入荷が遅れたため、2回実施となりました(初回の工事でお風呂は使えており、2回目の工事までは床暖房が使えない状態でしたが季節的に特に問題はありませんでした)。

お風呂は直って快適生活に戻りましたが、どうも風呂を入れていると床暖房を入れてないのに床暖房エリアが暖かくなります。もちろん、交換前はそのような症状はなかったので業者に確認したところ、工事の部品が足りなかったとのこと。

業者さんは”自分のミスです”と追加部品の費用や工賃も全部負担してくれました。工事費も現金払いだとさらに値引きしてくれたりと、もう少し欲を出してもいいのにと思うくらい親切な業者でした。この辺りは、大手ネット系とは違ったアットホームな対応で大変印象がよかったです。

また、これは工事後に知ったのですが「工事屋さん.com」経由で契約成立した場合は、工事額の1%分のAmazonギフト券をもらえました。工事金額が高額なのでこれはうれしかったです。

 

「専有部分? それ別腹なのよね。」

マンションは毎月繕費を徴収されているのでつい意識が薄くなりますが、修繕費はあくまで共用部に対する備えであり、スプリンクラーを除く専有部分の設備維持費は家主の負担です。特に風呂釜給湯器やディスポーザーは高額になるので、日頃から少しずつ積み立てておくのがよろしいでしょう。

そうはいっても、実際に工事にどれくらいかかるのかというのは現在付いている設備のグレードにもよるので、事前に交換する場合の見積を取って予算感を把握しておくといざというときに慌てずに済むかと思います。

 

設備の充実した住宅に住んだら、維持費も覚悟せよ。

 

2014/12/18追記

そういえば肝心のお値段を書いていませんでした。

うちの場合、24号というタイプで床暖房と浴室乾燥まかなう給湯器でしたが、メーカー7年保証と工事費合わせてコミコミ28万程度でした。号数によるのですが、なんだかんだ30万というのはでかいっすよ。