初老のボケ防止日記

おっさんのひとりごとだから気にしないようにな。

Anker のモバイルバッテリー「PowerCore 20100」をポチってしまった

普段は通勤時間が短いので、スマホを触る時間も短く家に帰る迄に全然バッテリー残量を気にする必要はない。ところが、たまに客先に打ち合わせとかに出かけると片道1時間以上かかるので、その間ずっとTwitterなりニュースサイトを見たりしていると通信頻度もそれなりに多いし、何より画面点灯の時間が長いのでそこそこバッテリーが減っていく。勿論、自宅に戻る迄に0%になってしまうことはないのだけれども、50%を下回ると不安になるのでGalaxy Nexus(以下、GN)の頃からモバイルバッテリーを常に鞄に入れて持ち歩いている。


今まで持ち歩いていたのはPanasonicのこのモバイルバッテリー。

パナソニック モバイルバッテリー 2,700mAh 無接点充電(Qi)対応 USBモバイル電源 QE-PL101

パナソニック モバイルバッテリー 2,700mAh 無接点充電(Qi)対応 USBモバイル電源 QE-PL101

GNのバッテリー容量は「1,750mAh」だったのでこのモバイルバッテリー(2,700mAh)で充分だったし、現在使っているXperia Z3(以下、Z3)のバッテリーは「3,100mAh」なので、フル充電は不可能だけれど、家に帰るまではバッテリー切れを防ぐことはできた。

FFで例えると「ハイポーション」みたいな?

平日仕事で一人旅の時はそんな装備で問題はないのだが、休日となると話は別だ。なぜなら、休日はパーティーを組んで長時間冒険するのだ。

パーティ構成

人数 4人
武器 Z3 x 3/キッズケータイ x 1
防具 3DS LL x 1/PS Vita x 1
アイテム ハイポーション x 1
冒険時間 朝から晩まで*1

ハイ、全滅。

特に、TDRとかいうエリアに遠征すると、ダンジョンに入るだけでも90分待ちとか当たり前、飯屋に入るのも60分とかもう1日の大半が並んで待つという苦行*2。そんな状態ではオッサンのTwitterが捗りまくるため、バッテリ消費速度はメッチャ早いし他のパーティのメンバもそれは同じ。
ということで、「ハイポーション」じゃ無理なのでもっとよい回復アイテムを手に入れようと最近調査していたところにグッド・ニュースが。

pc.watch.impress.co.jp

本当は少し前に発売された同じメーカー(Anker)の別のモバイルバッテリーが気になっていたのだ。

比較してみた

思わず脊髄でポチるところであったが、冷静になって「PowerCore 15600」と「PowerCore 2010」の仕様をメーカー公式サイトの情報で比較してみる。

http://jp.ianker.com/products/A1271021
http://jp.ianker.com/products/A1252011*3

仕様

製品 PowerCore 15600 PowerCore 20100
容量 15,600mAh 20,100mAh
入力 5V/2A 5V/2A
出力 5V/4.8A 5V/4.8A
サイズ 166 x 58 x 22 mm 166 x 58 x 22 mm
重さ 341g 356g

バッテリー容量が4,500mAhも増えたのにサイズ・重さはそれほど違いがない。

価格(2015/8/31時点)

製品 PowerCore 15600 PowerCore 20100
価格 ¥2,999 ¥3,199(初回数量限定)

初回数量限定ならば、¥200しか違わない。

回復力

製品 PowerCore 15600 PowerCore 20100
iPhone6 5回以上 7回以上
Galaxy S6 約4回 約5回

"iPhone6"と"Galaxy S6"のバッテリー容量は以下の通り。

端末 バッテリー容量
iPhone6 1,810mAh*4
Galaxy S6 2,550mAh*5

メーカーが謳っている回復力を計算すると、こんな感じになる。

製品 PowerCore 15600 PowerCore 20100
容量 15,600mAh 20,100mAh
iPhone6 9,050mAh 12,670mAh
Galaxy S6 10,200mAh 12,750mAh
実際 65% 63%

つまり、

スペックと実際の回復力は異なるということ。

理系の人なら当たり前のことなのかもしれないけど、三角関数に無縁な文系には理解しがたい。

pc.nikkeibp.co.jp

モバイルバッテリー選びで、まず見極めたいのが「容量」だ。各製品とも「mAh」で明記している。問題は、スペック上の容量と実際に利用できる容量に差があること。出力時に電圧を変換したり、過充電防止など動作を制御するチップを動かすため電力をロスする。実容量は、スペック上の6~7割と考えたい。

通信速度だって理論値と実測値があるわけなので、まあそんなもんだと考えよう。

さて、我が家の装備で考えると冒険途中で回復が必要そうなものは以下のもの。

装備 バッテリー容量 数量
Xperia Z3 3,100mAh 3
3DS LL 1,750mAh*6 1
PS Vita 2,210mAh*7 1

上記の合計が「13,260mAh」、「PowerCore 20100」の論理値の66%程度なので充分カバーできそうである。

比較してみた(その2)

Anker製品を購入するなら「PowerCore 20100」で決まりだが、他社製品と比較して果たしてお得なのか?

製品名 容量 重量 価格(2015/8/31時点)
Anker PowerCore 20100 20,100mAh 356g ¥3,199
SONY CP-B20 20,000mAh 550g ¥10,769
EC Technology 第二世代 22400mAh 22,400mAh 581g ¥3,799

このクラスの大容量モバイルバッテリーだと、同時充電可能数とか付加機能が製品ごとに異なるので一概には比較できないのだけれども、個人的に一番重視したいのが、

重量。

長時間持ち歩くものであればこそ、軽いに越したことはない。どれ位の重さなのかを他のものと比較してみる。

製品 重量
Nindtendo 3DS LL 336g
Anker PowerCore 20100 356g
CANON EOS Kiss X7(本体のみ) 370g
CANON EF50mm F1.8 STM 160g

「Anker PowerCore 20100」なら「3DS LL」程度の重量で済むが、他の同容量クラスになると「デジタル一眼レフカメラ+単焦点レンズ」の重さになる。

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7 ボディー KISSX7-BODY

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7 ボディー KISSX7-BODY

Canon レンズフード ES-68 L-HOODES68

Canon レンズフード ES-68 L-HOODES68

実のところ、冒険の際は俺だけ装備品にデジタル一眼レフやデジタルビデオカメラが追加されるのでこれ以上重くなるのはツライ。

さらにバッテリーという製品上、

安かろう悪かろう爆発しやすかろうでは困る。

この点「Anker PowerCore 20100」は、"高い安全製を誇るパナソニック製バッテリーセルを採用"しているので安心だ(と思う)。

ということで、

初回数量限定「20%OFF」でゲットだぜ。

届いた

Amazonプライムなので翌日の午前には届いていた。

外箱

Ankerの箱のデザインは嫌いじゃない。

  • 表面

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  • 裏面

f:id:osa030:20150901211731j:plain

  • 蓋開けたところ

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「Happy?」だって?

大きなお世話だ馬鹿野郎コノヤロウ*8

内容物

f:id:osa030:20150901212049j:plain

  • モバイルバッテリー
  • トラベルポーチ
  • Micro USBケーブル
  • 取扱説明書
  • Happy?なカード

ぶっちゃけ100均で売ってそうな質感だけど、モバイルババッテリーに合わせたサイズのトラベルポーチは嬉しい。

大きさ

  • 縦横の比較

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左からZ3、3DS LL、「PowerCore 20100」、PS Vita。

  • 厚さの比較

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上からZ3、PS Vita、「PowerCore 20100」、3DS LL。

  • 重さ

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形状的にはメガネケースみたいな感じ。重さは大きさからするとズッシリくるのだがバッテリー容量からすると軽いと思う。

とりあえず、いつも会社に持っていく鞄に放り込んで30分程持ち歩いてみたところそれほど重さを感じることはなかった。

osa030.hatenablog.com

普段の装備に缶ジュース1本加えたレベルと思えばそれほど負担にはならなさそうだ*9

インタフェース周り

  • USBポート

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外部機器への電源供給用USBポートが2つ、バッテリーへの充電用Micro USBポートが1つ。外部機器への電源供給は2つ同時に可能。なお、バッテリーの充電をしながら供給可能かは不明*10

こちら、フォロワーさんからの情報によると、

@osa030 (PowerCore) 15600だと充電ポート挿した時点でUSBポートへの給電止まったので、UPS的な使い方はできませんでした。

とのことなので、容量以外の仕様が変わらない「PowerCore 20100」も同じだろう。

っていうか実際に試してみたら同じでした。(・ω<)

  • ボタン・LED

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側面のボタンを押すと、バッテリー残量が4つのLEDの点灯状況でわかる。

  • LEDの点灯状況

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点灯状況 残量 回復力(目安)
●○○○ 25% 0~3,200mAh
●●○○ 50% 3,200~6,500mAh
●●●○ 75% 6,500~9,700mAh
●●●● 100% 9,700~13,000mAh

「回復力(目安)」は、理論値に65%かけた値からざっくり算出したものなので適当。
ちなみ箱から取り出した時点では75%だった。

充電してみた

  • 外部機器を充電

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  • モバイルバッテリー本体を充電

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このモバイルバッテリーは、ケーブルの抜き差しだけで自動的に外部機器やモバイルバッテリー本体への電源供給のON/OFFがされる。今使ってるハイポーションはボタンを押さないと外部機器への電源供給のON/OFFができなかったので、ケーブルを抜いた後にOFFにし忘れたりすることがあったけど、この製品ではそういった心配がないので親切設計だ。

モバイルバッテリー本体の充電時間だけれども、取扱説明書には記載がなかった。「PowerCore 15600」の残量ゼロからのフル充電時間は以下のブログによれば

http://otomore.com/archives/692otomore.com

AnkerのUSB急速充電器を使って9時間35分

とのことから、「PowerCore 20100」は12時間から13時間かかりそうだ。オッサンが一人でこのバッテリーをゼロまで使い切ることは恐らくないと思われ、家族での1日がかりの遠征は予め日程が決まっているのでXデーまでに満充電しておけば特に問題はないだろう。

因みに取扱説明書には

PowerCore本体を高速かつ安全に充電するために、Anker製のUSB急速充電器をご使用下さい。

普通のUSB充電器だともっと時間がかかりそうなのでAnkerのUSB急速充電器もあると便利だ。

  • 我が家はこれが2台

  • 新型もあるぞ

この手の充電器は、泊まりの旅行の時には活躍するので持っておいて損はないと思う。

トラベルポーチに収納

  • with 付属Micro USBケーブル

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奥行きは製品に合わせてジャストサイズ。周囲は多少余裕があるので、付属のMicro USBケーブルに加えてもう1本ケーブルは余裕で入る。せっかく2ポート同時に電源供給できるので入れておいたほうがよい。

*1:始発から終電迄ということである

*2:トイレも行列とかもう意味がわからないぞ

*3:製品の取扱説明書の仕様では"約"が撮れていたので本記事からも削除した

*4:iFixitがiPhone 6/6 Plusを分解、バッテリ容量が判明 | ギズモード・ジャパン

*5:サムスン「Galaxy S6」レビュー(最終回)--バッテリ、ネットワーク、通話品質を確認 - CNET Japan

*6:新型PS Vita「PCH-2000」分解レポート。コストダウンと薄型軽量化に向けた努力の跡が窺える - 4Gamer.net

*7:分解工房・NINTENDO 3DS LL/バッテリー交換方法

*8:カード裏面には「Not happy?」って書いてあったわ

*9:残量が空になっても捨てられないし重量も変化しないのだけれども

*10:説明書には明記がない