オッサンがバランス接続を試してみた(続)
前回の続き。
前回、バランス接続を試してその違いを試したのだが
ぶっちゃけると
驚く程の違いはなかった。
確かにアンバランス接続とバランス接続で違うんだけど、
お、おう…的な?
実は今回バランス接続を試そうと思ったのは、以前ぶらりと訪れたポタフェス会場でRATOCさんのブースでバランス接続を聴かせてもらったからである。
https://www.paudiofes.com/outline/
RATOC Audio Lab
勿論、その時とはヘッドホンやポタアンなどの機材や音源も違うので同じ感激を味わえるとは思っていなかったのであるが、正直期待度に達していなかったのである。ということで、このまま引き下がるのは悔しいので機器間の接続を見直すことにした。
- 前回構成
- 今回構成
違いは以下の2点だ。
- USB電源
- USB-DACとバランス接続対応ヘッドホンアンプ間の接続
USB電源
2.4A迄の出力が可能なモバイルバッテリーであれば、前回のACアダプタと出力は変わらないので音質が変わることはないはず。というのは建前で本音はいちいち電源アダプタを指すのが面倒くさいので。実際に前回と同じ構成でUSB電源だけモバイルバッテリーに変更しても音の違いは体感できなかった。
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USB-DACとバランス接続対応ヘッドホンアンプ間の接続
前回までは、USB-DACとバランス接続対応ヘッドホンアンプの間はステレオミニジャックで接続していた。これは
バランス接続対応ヘッドホンアンプとポタアンをステレオミニジャックでつなぐと、バランス接続対応ヘッドホンアンプ側のボリュームが有効になる(RCA入力時は無効化されるらしい)。
オッサンがバランス接続を試してみた - 初老のボケ防止日記
という理由からだったのだが、その結果が前回の聴き比べの感想であった。その後MDR-Z7のインピーダンスが「70Ω」だと判明したので、基板上のインピーダンス切替を「L」から「H」に切り替えて試したのだが、それでも印象は変わらない*1。
そんな訳で、RCA入力にしたらどうなるんだろうかと思ったので
ちょっとだけ奮発した。
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紫色っていうのがなかなか格好いいです。
今回はDENONのDA-10側でボリューム調節を行うので「OUTPUT」を「VAR(可変)」に。「GAIN」は「HIGH」に設定。出力設定が色々できるDENONの気配りが素晴らしい。
バランス接続を聴いてみる
ということで、今回の構成でバランス接続で聴いてみたところの感想を前回と同じ図で表現してみる。
- アンバランス接続
- バランス接続(ミニジャック経由)
- バランス接続(RCA経由)
なんということでしょう。力強い音色が聴こえてきました。
前回と今回では接続ケーブルも違うし、ボリューム音量も違うので一概に比較してはいけないのだが、RCA経由で繋いだほうが力強さを維持したままで明確な音の分離を体感できた。ひょっとすると、前回(「アンバランス接続」と「バランス接続(ミニジャック経由)」の聴き比べ)では、アンバランス接続の時の音量のまま、バランス接続も聴いたのでヘッドホンを十分鳴らすことができなく少々物足りない印象があったのかもしれない。
とにかく、オッサンの手持ち機器とポンコツ耳にとってはミニジャック接続よりもRCA接続が適していたということなんだろう。いやあこれはすごいわ。これでオペアンプ交換したりヘッドホンケーブル交換したらどうなっちゃうんだろうかとワクワクが止まらないけれども
出費も止まらないぜ(震)。
*1:勿論、プラグ変換専用基板DF22-EXPの基板上にあるバランス接続のインピーダンス切替もした