HTC U11をニギニギしてみた
HTCサポーターズクラブの端末モニターキャンペーンで「HTC U11」をお借りしたので「エッジ・センス」を試してみるの巻。
前回の続き。
osa030.hatenablog.com
「エッジ・センス」とは
当たり前の動き、たとえばスマートフォンを握るといった動作にこそ新たな価値が生まれる、私たちはそう考えました。物を握るという人間にとって根源的な動作を、人とスマートフォントとのまったく新しい革命的な関係へと転換させた。 それがエッジ・センスです。
スマートフォンを軽く握る動作=エッジ・センスは、あなたのお好みの使い方をより楽しいものにしてくれます。写真を撮ること。お気に入りのアプリを立ち上げること。メッセージを送ること。エッジ・センスなら、ストレスなく「握る」というたったひとつの動作で実現できます。枠にとらわれない新たな考え方で、人とスマートフォンとの新たな時代へとあなたをお連れします。
どうやら感圧センサーで実現しているらしい。
"にぎる"だけの新しい使い方!アプリ起動も自分撮りもスマートに
端末両側面の下部に感圧センサーを搭載。にぎることで様々なアプリを起動できる 「エッジ・センス」に対応。
初期設定してみる
デフォルトで「エッジ・センス」は有効化されているのだが、利用するには調整を行う必要がある。
「設定」→「エッジ・センス」をタップ。
「今すぐセットアップ」をタップ。
画面の指示に従い、握る動作を3回繰り返す。
測定された握る圧力レベルが10段階で表示されるので「次へ」をタップ。
画面の指示に従い、握る動作で風船を飛ばすチュートリアルで握る動作に慣れる。
上手く風船を飛ばすことができたら「次へ」をタップ。
初期設定が完了し、とりあえずカメラを起動することができるようになった。デフォルトではスリープ(画面消灯)時でも有効になっている(設定で無効化にすることは可能)。
使ってみる
まずはデフォルトの動作を試してみる。
レッツ、ニギニギ。
スリープ状態→(握る)→カメラ起動→(握る)→撮影(シャッター押下)の動画をGIFにしたもの。GIFがちゃんと再生されたら、握る動作だけで撮影できているのがわかる(はず)。
設定したての時はコレの何が楽しいのかなと思ったのだが、
使い続けると便利さを実感した。
通常、カメラ撮影する場合には以下の手順を踏む必要がある。
- ロック解除
- カメラアプリ起動
- 撮影(シャッター押下)
たったの3アクションではあるものの、不意に訪れたシャッターチャンスを取り逃したことは過去に何度かあるのでスマホを持った状態で(構図次第ではあるが)持ち方を変えることなく撮影できるのは何気に便利である。
詳細設定してみる
デフォルトでは、1つの動作のみ設定可能であるが、握る長さにあわせて2つの動作迄設定することができる。
「設定」→「エッジ・センス」→「詳細モードを有効にする」をタップ。
「はい」をタップして調整からやり直す(はじめて有効にした場合)。
デフォルトでは、以下の動作が割り当てられている。
動作 | アクション |
短く握る | カメラアプリを実行 |
長く握る | Google音声補助を起動 |
今回は「長く握る動作」をカスタマイズしてみる。
いくつかのプリセットをタップすることでアクションを選択できるのだが、任意のアプリを起動する場合は「アプリを起動」をタップする。
起動するアプリを選択してタップする(今回はYouTube)。
設定後は、以下の動作が割り当てられている。
動作 | アクション |
短く握る | カメラアプリを実行 |
長く握る | アプリを起動(YouTube) |
使ってみる
レッツ、長ニギニギ。
今回は画面点灯状態で実施(理由は後述)。
(長く握る)→YouTube起動の動画をGIFにしたもの。GIFが再生されなかったら感じ取ってください。
これも便利ではあるものの、カメラ程の驚きは少ないのが正直な感想。というのも、実際にアプリを起動した後にはなんらかの操作が必要である。例えば、SNSで投稿する場合は以下となる。
- アプリを起動
- 作成ボタンを押す
- 投稿内容を入力する
- 投稿ボタンを押す
この場合、投稿画面まで起動するような設定、つまりアプリの任意のアクションが選択できるとより使いやすいのではないかなと思うので今後の機能拡張に期待したい。
スリープ状態での各アクションの振る舞い
先程説明した通り、握る動作ごとに「スリープ(画面消灯)時でも有効」設定のオン/オフが設定できるのであるが、オンにしている場合はアクションによってはスリープ状態からの復帰時にセキュリティ認証がスキップされてしまう。今回お借りしたU11は指紋認証を登録しているのであるが、先程の動画の演者は息子氏であり、カメラ撮影時は認証不要となっていることがわかる。
つまり「スリープ(画面消灯)時でも有効」の場合は、所有者以外でも実行できるアクションがあるのだ。それはちょっと心配であるので、「エッジ・センス」に設定できる各アクション毎にスリープ状態で起動したらどうなるかを実験してみた(全ての動作を検証した訳ではない)。
カメラアプリを実行
以下のみ可能。
- カメラ起動
- 撮影モード選択
- 撮影
- 撮影画像確認、削除
撮影した画像の編集や共有を行うには認証する必要があった。
Google音声補助を起動
音声入力のみ可能。結果表示には認証する必要があった。
アプリを起動
認証しないと起動できない。
スクリーンショットを起動
無効化される。
フラッシュライトをオン/オフにする
オン/オフ操作可能。
インスタントボイス録音
録音開始は可能。録音停止には認証する必要があった。
HTC Sense Companionを起動
認証しないと起動できない。
Wi-Fi Hotspotをオン/オフにする
不明(今回お借りしたSIMがテザリング契約未の為、どこまで可能かわからず)。
ということで、結果を見る限りではエッジ・センス利用時のセキュリティは考慮されているようだ。その分、握るアクションだけで完結できない操作も多いのであるが、U11は指紋認証の反応もよいので、ある程度の手の大きさの人であれば握ったままの状態で指紋認証による認証解除もスムーズに可能であるという事実も付け加えておく。
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