コーヒーガブ飲み派は加藤珈琲がおすすめ。
毎日、欠かさず朝晩2回はコーヒーを飲んでいる。月の大半がリモートワークになった現在では、休憩時間にもう1杯増えて1日3杯は飲むようになった。コーヒーを飲み始めたのは、たしか中学生の時からだ。実家がインスタント派でなかったこともあり、コーヒー豆を買って飲む度に豆を挽き、季節に関わらずホットで飲む程度には味は拘っている。 だからと言って、苦味や酸味などの明確な味の好みがある訳でもないし、コーヒー豆の産地に拘りがある訳でもない。また、妻もコーヒーを飲むということもあって、ブレンドのコーヒー豆を買っている。
二人で毎日コーヒーを飲むとなると、コーヒー豆の消費量も馬鹿ににならない。国際コーヒー機関(ICO)の統計(2020年7月)によれば、日本国民1人当たりのコーヒー年間消費量(kg/1人/年)は3.59kgらしい。
全日本コーヒー協会:統計資料「世界の一人当たりコーヒー消費量(pdf)」
妻によれば、毎月2kgはコーヒー豆を購入しているとのことなので、我が家では年間24kg程度のコーヒーを消費していることになる。ここまでくると、もはやコーヒーは嗜好品ではなく日用品なので、味に拘りがあるとは言え高いコーヒー豆を買うのは正直しんどい。
そんな訳で、我が家ではもう随分前からコーヒー豆はネットで買うようにしており、ここ数年は「加藤珈琲」でまとめ買いしている。理由は圧倒的に価格が安いからだ。
「成城石井」と「KALDI」のブレンドと比較してみた。
販売店 | 品名 | 価格(税込) | 量(g) | g単価 |
---|---|---|---|---|
成城石井 | スペシャルブレンド | 603 | 200 | 3.015 |
KALDI | スペシャルブレンド | 507 | 200 | 2.535 |
加藤珈琲 | ゴールデンブレンド | 972 | 500 | 1.944 |
普通のスーパーで売ってるUCCやAGF等のメーカー製の豆と比較してないので、それほどお得感は感じられないかもしれないが、さらにまとめ買いするとアホみたいに安くなるのだ。
量(g) | 価格(税込) | g単価 |
---|---|---|
500 | 972 | 1.944 |
1,000 | 1,890 | 1.89 |
2,000 | 2,570 | 1.285 |
2kgで買えばKALDIの半額程度になってしまう。恐るべし加藤珈琲....。さて、肝心の味であるが個人的には普通にスーパーで売ってるメーカー製の豆よりも美味いと思うが、「成城石井」や「KALDI」の豆と飲み比べたらそっちのほうがやっぱり美味しい。そりゃ値段が倍以上違うのだから当然である。他の食材同様、コーヒー豆だって価格と味が比例するに決まってるじゃないか。
と言っても、どの豆で淹れたか教えられず飲んだらわかる自信はない。飲む前に「どの豆で淹れたでしょうか?」と聞かれた上で飲み比べするならわかるかもしれないが、いつものように無意識に胃に流し込むレベルだと正直わからないと思う。
安くてそこそこ美味しい加藤珈琲のゴールドブレンドであるが、最後に一点だけ注意点を。今回たまたま運が悪かっただけかもしれないが、どうもロットによっては外れを引くケースもある。実のところこれまで一度もハズレを引いたことがなかったのだが、先日頼んだ2kg(4袋/500g)のうち1袋の豆を淹れた所、あたかも泥水を飲んでいるような違和感があり、ひょっとして新型コロナウイルスに感染して味覚障害になったのではと不安になってしまったほどだ。幸いにも、他の店で買った豆は普通に味がするし、その袋以外の加藤珈琲の豆もいつも通りの味だったので、この価格帯で売られている商品は和牛切り落としみたいなもんだからそういうこともあるのだよね位な気持ちでいたほうが良いのだと、改めて学んだ次第である。
結果的に、個人的には「成城石井」や「KALDI」のブレンド豆とそこまで大きな味の違いがある訳でもないという事もわかったので、加藤珈琲のゴールドブレンドは日用品として普段飲みに継続、ちょっと気分を変えたいとか贅沢したいという時に、嗜好品として別の珈琲店の豆を少量で購入して楽しむのもよいのではないか、と新しいコーヒーの楽しみ方を知るなどしたのでいい経験だった。