初老のボケ防止日記

おっさんのひとりごとだから気にしないようにな。

8インチAndroidタブレット「LAVIE Tab E TE708/KAS」を購入した

2021年4月現在、日本国内で正式販売中の希少な8インチAndroidタブレット「LAVIE Tab E TE708/KAS」を購入したので久しぶりにレビュー。なお、「Lenovo Tab M8(FHD)」もガワが違うだけで中身のHWは同じなのでそっちを欲しい人にも参考になれば。

購入に至った経緯

全てはDMMブックスの70%セールのおかげです。

あまりの好条件なので、この情報を早速妻にも伝えたところ、"私も自分のアカウント作って買うから私専用のタブレットが欲しいな♡”とのお言葉を頂いた。そんな訳で漫画の割引額が そのままタブレット購入費用になったってさ。

DMMブックスで漫画の「シン・大人買い」をしました。 - 初老のボケ防止日記

ということで、せっかく身銭を切るならレビュー記事でも書かないとやってられないもったいないと思い妻に借りて使ってみました。

開封の儀

お約束コーナー。

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中身はLenovo なのに”NEC”な顔しやがって…。

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付属品は以下。

  • 本体
  • 充電アダプタ
  • USBケーブル
  • SIMピン(SDカード出し入れ用)
  • 各種マニュアル

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中身はLenovo なのに”NEC”な顔しやがって(2回目)。

外見

まずは外見から。

サイズ感

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流石8インチ。片手で持つのにも余裕がある。スペックによると幅は「122.6mm」なのだが、背面の角はラウンド形状になっているので持ちやすい。なお、妻も無理せず片手で持てるとのこと。

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厚さも「8.2mm」なので野暮ったさは感じない。メタルボディなので高級感はあるが冬場は冷たそうだ。

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ハードカバーの本と並べて大きさを比較。 一回り小さい感じだ。

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ハードカバーの本と重ねて大きさを比較。タブレット(W122.6mm× H198.2mm)と重ねることでこのハードカバーの本が四六判(W127mm × H188mm)だろうと判明。

ほねがらみ (幻冬舎単行本)

ほねがらみ (幻冬舎単行本)

  • 作者:芦花公園
  • 発売日: 2021/04/13
  • メディア: Kindle版

外観

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USBポートはなんとMicro Bだ。令和にMicro B製品とはショックだ。まあケーブルは腐るほどあるけども。

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物理ボタン(音量ボタンと電源ボタン)。電源ボタンだけ表面に筋が入っているのは意匠なのか手触りで識別できるようにだろうか。

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上部にはイヤホンジャックとスピーカー。スピーカーは残念ながらモノラル。

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SDカードの収納部分。SIMピンを使ってトレイを出すタイプ。

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トレイを出したところ。トレイ奥に(塞がれてはいるが)SIMカードが置けそうな凹みがあったので、ひょっとしてLenovoのグローバルモデルはLTE版もあるのかもしれない。

中身

続いて中身。

スペック

以下、「製品HP」より抜粋。Lenovo版のスペックも「製品HP」確認して違いがあるところはコメントを入れた。

基本

項目 TE708/KAS
プロセッサ MediaTek Helio P22T 2.3GHz(8コア)
メモリ 4GB(LPDDR3)
ストレージ 約64GB
OS Android 9.0
  • OSはAndroid10へのアップデートが配信済

ディスプレイ

項目 TE708/KAS
サイズ 8型ワイドLED IPS液晶(WUXGA)
解像度 1920×1200ドット
表示色 最大1677万色
タッチパネル 静電容量式タッチパネル(10点)
ワイヤレスディスプレイ Miracast対応
  • ”Miracast対応”はLenovo版のみ記載

通信

項目 TE708/KAS
WWAN なし
NFC なし
無線LAN IEEE802.11ac/a/b/g/n準拠
Bluetooth 5.0

その他

項目 TE708/KAS
カメラ フロント(500万画素)/リア(1300万画素)
センサ GPS,加速度センサ (,光センサー,近接センサー,GLONASS)
スピーカー 内蔵モノラルスピーカ(Dolby Audio対応)
マイク 内蔵モノラルマイク
外部メモリ microSDメモリーカードスロット(最大256GB)
バッテリ 5000mAh(使用時間13h,充電時間約3.5h)
USB Micro USB×1(クライアント機能、OTG対応、充電兼用)
寸法 122.6mm×198.2mm×8.2mm
重量 約305g
  • "光センサー,近接センサー,GLONASS"はLenovo版のみ記載
  • 使用時間はLenovo版では約12h

Lenovo版との仕様の差異はROMの違いなのか購買層が違うから書いてないのか謎だ。ま、どちらにしても妻がそれらを使うとは思えないのでいいや。

ベンチマーク

カタログスペックだけ見てもよくわからないのでベンチマークしてみた。

計測ソフト

ベンチマーク定番ソフトの「AnTuTu」がGoogle Playから消えてしまったので、今回は以下を3つを使って測定。

比較端末

比較参考用に、所有している以下のAndroid端末でも計測。

端末 プロセッサ メモリ ストレージ
Samsung Galaxy S10(SCV41) Qualcomm Snapdragon 855 2.8GHz,1.7GHz(8コア) 8GB 128GB
Samsung Galaxy Tab S3(SM-T820) Qualcomm Snapdragon 820 2.15GHz(4コア) 4GB 32GB
Lenovo Tab B10 *1 Qualcomm Snapdragon 429 2.0GHz(4コア) 2GB 16GB

Geekbench 5

まずはプロセッサ性能を見せてもらおうではないか。

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参考端末との測定結果比較。

端末 Single-Core Score Multi-Core Score
LAVIE Tab E TE708/KAS 176 690
Samsung Galaxy S10(SCV41) 735 2555
Samsung Galaxy Tab S3(SM-T820) 287 846
Lenovo Tab B10 167 587

「Galaxy S10」はさておき、4年前のハイエンドタブレット「Galaxy Tab S3」と、激安エントリータブレット「Lenovo Tab B10」の間というなんとも予想通りの結果。

CPDT Benchmark

次はストレージの性能だ。

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参考端末との測定結果。

端末 Seq.write(MB/s) Seq.read(MB/s) Rand.write(MB/s) Rand.read(MB/s) Mem.copy(GB/s)
LAVIE Tab E TE708/KAS 108.0 164.9 1.9 7.9 1.3
Samsung Galaxy S10(SCV41) 111.6 802.6 5.2 16.2 9.0
Samsung Galaxy Tab S3(SM-T820) 34.79 201.40 2.10 7.10 5.07
Lenovo Tab B10 37.68 162.82 2.19 7.22 1.72

シーケンシャルライトだけは速いらしい。あとは特に…。

PCMark for Android Benchmark

最後は統合的なベンチマークだ。"Work 2.0"というのが一般的なビジネス用途,具体的にはWebブラウジング,ビデオ編集,文書やデータの作成,写真編集といったアプリケーションの利用を想定したベンチらしい。仕事に使うことはないけれども、プロセッサやストレージ単体のベンチよりも参考になりそうな気がする。

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参考端末との測定結果。

端末 Work 2.0 performance score
LAVIE Tab E TE708/KAS 4987
Samsung Galaxy S10(SCV41) 9373
Samsung Galaxy Tab S3(SM-T820) 5200
Lenovo Tab B10 4685

「Galaxy S10」さん、ぶっちぎりで優勝。はどうでもよくて、「LAVIE Tab E TE708/KAS」も「Galaxy Tab S3」に肉薄した結果になった。が、半額以下の「Lenovo Tab B10」も背中にくっついているのは正直なところあんまりうれしくない。これがSnapdragonの実力か…。実は購入直前まで、下位モデル「LAVIE Tab E TE508/KAS」とどちらにしようか迷ったのだが、こっちにしておいてやはり正解だったかもしれない。

その他

その他に皆が気になりそうな情報を書いておく。

プリインアプリ

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こちらはプリインアプリをアンインストールした後の画面。元々それほど多くのアプリはプリインストールされていなかったのだが、NECなのになんと全てアンインストール可能であった。なお、製品は違うが「Lenovo Tab B10」はプリインアプリが殆どアンインストールできず無効化しかできない。「Lenovo Tab M8(FHD)」には「Lenovo Tab B10」にプリインされている「キッズモード」というアプリがあるので同様にアンインストールできない可能性はある。

DRM info

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注目すべきはWidevineの「Security Level」という項目で、この端末では"L3"となっている。ここが"L1"でないとAmazon Prime Video等の動画配信サービスをHD画質で視聴することができない。Netflixは端末やプロセッサ(チップセット)によるらしいが、残念ながらリストにはなかった。ディスプレイはFHD対応なのに…。なお、YoutubeはHD(1080p)で視聴可能であった。動画視聴目的で考えている人はちょっと可哀相(といっても他に選択肢は「dtab Compact d-42A」位か)。

Bluetoothコーデック

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aptX,aptX HD, LDACはサポートしている。

画面

最後に、同じ8インチ(正確には7.9インチ)の「iPad mini 4」と同じコンテンツを表示させて見え方を比べてみた。それぞれ、以下のガラスフィルムと低反射フィルムをつけた状態。

  • ブラウザ
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  • 雑誌(dマガジン)
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  • コミック(DMMブックス)
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al.dmm.com

  • 動画(Amazon Prime Video) f:id:osa030:20210419201609j:plain

電子書籍(雑誌、コミック)については、画面アスペクト比が「3:4」の「iPad mini」のほうがコンテンツが大きく表示されるので見やすい。一方、動画に関しては画面アスペクト比が「16:10」の「TE708/KAS」のほうが大きく表示される。ブラウザについてはそれほど見え方は変わらないが「TE708/KAS」はページ内のコンテンツが全て表示されるまで時間がかかる(といっても、広告系なのでそれほどストレスではない)。

所感

8インチ以下の片手で持てるサイズのタブレットを手にしたのはなんと「Nexus 7 (2012)」以来。「TE708/KAS」はほぼ同じサイズで8インチと大画面化し、重量も35gも軽くなっているのだから時代の進歩を感じずにはいられない。

まず外見面であるが、メタルボディということもあり、値段の割に高級感がある。手に持ったサイズ感も上々であり、背面カラーもシルバーなので女性が持っても違和感はないだろう。

肝心の中身についてだが、触った感想としてはタッチ感度やスワイプ操作もこれといったストレスなく快適であった(Android 10にアップデート後の感想)。アプリは起動に多少時間がかかる気がしたものの、今回触った電子書籍や動画といったアプリは操作していてストレスを感じなかった。ただし、ブラウザ(Chrome)でのWeb閲覧に関してはページが表示されるまでワンテンポ待たされる感覚あり、広告ユニット満載のページを表示する場合は、広告コンテンツ部分だけ読み込みが遅れるなどするケースが目立った。この辺りは搭載プロセッサの性能による部分なので値段を考えたら許容範囲だろう*2

残念と感じた点は、USBポートがMicro Bであることと、Widevineの「Security Level」が"L3"であることだ。前者については、購入前から把握していたしMicro Bケーブルも付属するので実用上問題はないのだが、世間はType-Cの流れの中なのに一体何故…という気持ちである。後者については、せっかくWUXGA(1920×1200)というFHDコンテンツが表示可能な解像度なのに"L1"対応していないのは期待をもたせすぎでちょっとガッカリした*3

前回書いた通り、国内で販売されている8インチAndroidタブレットは「TE708/KAS」および兄弟機である「Lenovo Tab M8(FHD)」、またはキャリアモデルの「dtab Compact d-42A」の3択しかない。

osa030.hatenablog.com

「dtab Compact d-42A」はSnapdragonなので性能面は良い可能性はあるし、ひょっとしたらWidevineの「Security Level」が"L1"かもしれない。ただしキャリア独自アプリが満載なのでそこだけ目を潰れるかだろう。ゲームなどをせず、そこまで性能面を求めないで動画の画質も気にしない*4のであれば、女性でも片手で持つことができる「TE708/KAS」および兄弟機である「Lenovo Tab M8(FHD)」は用途的にはちょうどよいのではないか。下位モデルの「TE508/KAS」は安いものの性能面で劣るので1万の差を出せるならそれなりに不満が募ると思う。

*1:しれっと入っているB10はそのうちまた記事にする予定だ

*2:普段使いのスマホが「Galaxy S10」なのでそう感じているだけかもしれない。

*3:購入前に判断できるようにWidevineもスペックに書いて欲しい

*4:画面が8インチなのでHD画質でもSD画質でもあんまり差は無い気がしないでもない