初老のボケ防止日記

おっさんのひとりごとだから気にしないようにな。

激安10インチAndroidタブレット「Lenovo Tab B10」を購入した。

先日実家に顔を出した際に、母上様から「今私が使ってるタブレット(8インチ)、最近文字が小さくて見えにくいからアンタの家にあるでっかいタブレットみたいなのが欲しいのよ。」と言われたのだが、我が家にあるでっかいタブレットとは「iPad Pro(2nd) 12.9」であって、流石に母上と言えどもタダで献上できるブツではない(そもそもApple製品を触ったことがないのでiPadOSの操作教えるのが面倒)。ということで、10インチのAndroidタブレットを探したら「Lenovo Tab B10」という激安にもかかわらず”価格.comのタブレットPC注目ランキング”でAndroidタブレットNo.1な製品を発見。

激安なのに評判も悪くない。 母上様の用途はWeb閲覧とYoutube(!)とのことなので、これでよかろうと3分程考えて購入を決めた。

開封の儀

お約束コーナー。

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箱には「Lenovo Tab B10 HD」と書いてあるけども、だからと言って必ずしも動画配信サービスをHD画質で見られる訳ではないんだぜ(後述)。

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付属品は以下。

  • 本体
  • 充電アダプタ
  • USBケーブル
  • SIMピン(SDカード出し入れ用)
  • 各種マニュアル

外見

まずは外見から。

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ベゼルは今どきのタブレットにしては太めだ。そのおかげで決してスタイリッシュとは呼べないが、持つ部分があるというのは年配に優しい(前向き。

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筐体がプラなので安っぽさは否めないものの、雑に扱っても傷が気がつきにくいので年配に優しい(超前向き。

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左から、イヤホンミニジャック、充電用USBポート、マイク、SDカードスロット。USBポートはMicro BでSDカードスロットはSIMピンで空けるタイプ。未だにUSBポートがMicro Bなのは個人的には受け入れがたいが、端子の向きを区別する行為が認知症予防に効果がありそうなので年配に優しいはずだ(適当。

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こちらは製品HPでは”スマートコネクタ”と説明があったが、恐らく充電ドックと接続する部分だろう。が、そんなアイテムは付属品に含まれておらず周辺機器としても売られていなそうので謎だ。だが、謎を推理するのも頭の体操となって(以下略。

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左から音量ボタンと電源ボタン。音量ボタンが一般的なものよりも短めに思えるが、電源ボタンと表面加工が違うので慣れれば間違えることはなさそう。この辺りも年配者向け配慮なのだろう(違うと思う。

中身

続いて中身。

スペック

以下、「製品HP」より抜粋。

基本

項目 Lenovo Tab B10
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 429 2.0GHz(4コア)
メモリ 2GB(LPDDR3)
ストレージ 16GB
OS Android 9.0
  • OSはAndroid10へのアップデートが配信済

ディスプレイ

項目 TE708/KAS
サイズ 10.1型ワイドIPSパネル(WXGA)
解像度 1280×800ドット
タッチパネル マルチタッチ対応(10点)
ワイヤレスディスプレイ Miracast対応

通信

項目 TE708/KAS
WWAN なし
NFC なし
無線LAN IEEE802.11ac/a/b/g/n準拠
Bluetooth 4.2

その他

項目 TE708/KAS
カメラ フロント(200万画素)/リア(500万画素)
センサ GPS,加速度センサー,GLONASS
スピーカー 内蔵ステレオスピーカ(Dolby Audio対応)
マイク 内蔵モノラルマイク
外部メモリ microSDメモリーカードスロット(最大256GB)
バッテリ 4850mAh(使用時間8.5h,充電時間約3.5h)
USB Micro USB 2.0ポート(OTG機能付き)
寸法 243.2mm×169.2mm×8.45mm
重量 約480g

ベンチマーク

値段からあまり期待していないが、気になる人がいるだろうとベンチマークしてみた。

計測ソフト

ベンチマーク定番ソフトの「AnTuTu」がGoogle Playから消えてしまったので、今回は以下を3つを使って測定。

比較端末

比較参考用に、所有している以下のAndroid端末でも計測。

端末 プロセッサ メモリ ストレージ
Samsung Galaxy S10(SCV41) Qualcomm Snapdragon 855 2.8GHz,1.7GHz(8コア) 8GB 128GB
Samsung Galaxy Tab S3(SM-T820) Qualcomm Snapdragon 820 2.15GHz(4コア) 4GB 32GB
LAVIE Tab E TE708/KAS MediaTek Helio P22T 2.3GHz(8コア) 4GB 64GB

Geekbench 5

まずはプロセッサ性能を測定。

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参考端末との測定結果比較。

端末 Single-Core Score Multi-Core Score
Lenovo Tab B10 167 587
Samsung Galaxy S10(SCV41) 735 2555
Samsung Galaxy Tab S3(SM-T820) 287 846
LAVIE Tab E TE708/KAS 176 690

1万以上高い「LAVIE Tab E TE708/KAS」に肉薄するとはローエンドと言えどもSnapdragonは違う…。

CPDT Benchmark

次はストレージ性能を測定。

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参考端末との測定結果。

端末 Seq.write(MB/s) Seq.read(MB/s) Rand.write(MB/s) Rand.read(MB/s) Mem.copy(GB/s)
Lenovo Tab B10 37.68 162.82 2.19 7.22 1.72
Samsung Galaxy S10(SCV41) 111.6 802.6 5.2 16.2 9.0
Samsung Galaxy Tab S3(SM-T820) 34.79 201.40 2.10 7.10 5.07
LAVIE Tab E TE708/KAS 108.0 164.9 1.9 7.9 1.3

ローエンドなのに4年前のハイエンド端末「Samsung Galaxy Tab S3(SM-T820)」とあまり変わらないのは逆に凄い(メモリは流石に4倍差あるので差がついて当然か)。

PCMark for Android Benchmark

最後は統合的な性能を測定。"Work 2.0"というのが一般的なビジネス用途,具体的にはWebブラウジング,ビデオ編集,文書やデータの作成,写真編集といったアプリケーションの利用を想定したベンチらしい。プロセッサやストレージ単体のベンチマークよりも実用上は参考になりそうなので計測。

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参考端末との測定結果。

端末 Work 2.0 performance score
Lenovo Tab B10 4685
Samsung Galaxy S10(SCV41) 9373
Samsung Galaxy Tab S3(SM-T820) 5200
LAVIE Tab E TE708/KAS 4987

計測前は、価格から参考端末と比べて大きく差がつくと思っていたのだが、蓋を空けてみたらそこまで変わらなくて驚いた(純粋にSnapdragonとそれ以外の差ということかもしれないが)。

その他

その他に皆が気になりそうな点を。

プリインアプリ

プリインアプリはそれほど多くないのだが、残念ながら殆どアンインストールできず無効化しかできない。 なお、プリインとして搭載されている「キッズモード」は子供用のアカウントを複数登録できるマルチアカウント機能で実際はGoogleの「キッズスペース」らしい。

DRM info

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ディスプレイ解像度が1280×800な時点で期待していなかったが、やはりWidevine「Security Level」は”L1”ではなく”L3”。つまり、動画配信サービスの多くでHD画質で視聴できない*1。なお、Youtubeなら1080pで視聴できるので母上殿の用途的には問題なかろうと思われます。

Bluetoothコーデック

開発者モードで確認したところ、aptX,aptX HD, LDACはサポートしている。

画面

最後に、同じ10インチ(正確には9.7インチ)の「Samsung Galaxy Tab S3(SM-T820)」と同じコンテンツを表示させて見え方を比べてみた。それぞれ、以下のガラスフィルムと低反射フィルムをつけた状態。またS3は有機ELなので色味も若干違う。

  • ブラウザ

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  • 雑誌(dマガジン)

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  • コミック(DMMブックス)

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  • 動画(Amazon Prime Video)

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やはり、電子書籍(雑誌、コミック)については、画面アスペクト比が「3:4」の「Samsung Galaxy Tab S3(SM-T820)」のほうがコンテンツが大きく表示されるので見やすく、動画に関しては画面アスペクト比が「16:10」の「Lenovo Tab B10」のほうが大きく表示される。ブラウザについては文字の大きさ以外はそれほど違いはない(「Lenovo Tab B10」のフォント設定はデフォルト)。

所感

正直13,000円程度という価格からもっと残念な感想になるのかと思っていたのだが、思いの外普通に使えて驚いた。勿論、ハイエンドに比べたらかなりもっさりしてはいるのだが、それでもストレスにならない程度であり、今回の用途程度ならば実用に耐えうるレベルではないかと感じた(ゲームに関してはメモリ2GBということもあるので期待しないほうがよいだろう)。

外観の質感やデザインは決してスタイリッシュとは言えないものの、その価格から雑に使いやすいという利点もある。その辺りは「Amazon Fire HD 10タブレット」に近いのではないか(「Amazon Fire HD 10タブレット」は平常時は20,000円で価格差があるが、セール時は似たような価格帯になる)。

同一価格帯と考えた場合、「Lenovo Tab B10」は解像度がFHDでなく各種動画配信サービスがHD視聴できないという欠点はあるものの、標準的なAndroidでGoogle Playが普通に使える。一方、「Amazon Fire HD 10タブレット」は解像度がFHDで各種動画配信サービスがHD視聴できるという利点はあるが、Amazon向けにカスタマイズされているので普通のAndroidとしては若干使いにくい。性能面については、現行の「Amazon Fire HD 10タブレット」は所有していないのでわからないが、「Lenovo Tab B10」については今回実際に触った感じではゲーム以外の実用面はそれほど不満がなかった。なお、Webブラウジングについては、ポータルサイトのようなに広告コンテンツが多い場合はその部分だけ表示されるタイミングが遅れたり、本ブログのように動的に広告コンテンツが挿入されるようなページは挿入が遅れるのでスクロールしていないのにページがカクカク上下に動くような挙動で表示されるので、全てが表示されるまでちょっと心に余裕を持つと良い。

そんな訳で、スマホメインで電子書籍やWebブラウジングは大きな画面で見たいという動画画質は重視しない人にはオススメです。なので、実家の両親とか子供に買い与える分には最適なのではと。

Lenovo タブレット Tab B10(10.1型ワイドIPS Snapdragon429 2GBメモリ 16GB)

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  • 発売日: 2020/11/30
  • メディア: エレクトロニクス
Fire HD 10 タブレット ブラック (10インチHDディスプレイ) 64GB

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  • 発売日: 2019/10/30
  • メディア: エレクトロニクス

*1:Netflixは対応チップセットにSnapdragon 429があるのでもしかすると? ”AndroidスマートフォンまたはタブレットでNetflixを利用する方法