サッポロ一番 麺の至宝 「四川麻婆味刀削風麺」を食べた
サッポロなのに四川とはどういうことなんだ。
ファミマで見つけた。
サッポロ一番 | 製品情報 - サッポロ一番 麺の至宝 四川麻婆味刀削風麺
厚みのある味わいのポークエキスをベースに、みそ、しょうゆのうまみを合わせ、唐辛子、四川省産の花椒で辛みを加え、さらにラー油を使用することで、奥深い味わいに仕上げた麻婆味のスープです。麺は特殊切刃を使用することで刀削風麺を再現しました。麺の厚みの違いによりつるつるとした食感と、しっかりとした食べ応えを楽しめる、スープの絡みがよい麺に仕上げました。具材の豆腐のやわらかな食感と甘み、肉そぼろのうまみがスープとよく合い、食欲をそそります。ねぎのさわやかな風味がスープのおいしさを引き立てます。
しびれる辛さとゴロっと豆腐
そして辛さをアピールするような赤色の使い具合。これは期待できる。
「仕上げの小袋」。中身は何者なんだ。
作った
レッツクッキング!
蓋開けてお湯を注いて…
待つこと三分。
「仕上げの小袋」の中身は調味油でした。
完成だ。
食べた
まずは麺から…
ふむふむ…「スープが絡む!もちもち食感の麺」と自慢の麺であるが、
刀削麺とは違う。
そんなことは当たり前だ。これはカップ麺なのだから刀削麺のもちもち食感が再現できている訳はない。だから"刀削風麺"なのだ。普通のカップ麺よりも平たい麺が刀削麺っぽく若干スープと絡みやすくなっており、少しのびた感じがしないでもない麺の食感が刀削麺っぽいもちもち食感を再現しようとしている。
次は四川麻婆…
「しびれる辛さとゴロっと豆腐」との謳い文句のスープであるが、
四川麻婆豆腐とは違う。
そんなことは当たり前だ。これはカップ麺なのだから四川麻婆豆腐の濃厚な辛さを再現できている訳はない。だから"四川麻婆味"なのだ。カップ麺という限られた予算の中で花椒のうち、四川省産花椒を70%も使用しているのだ。残念ながら花椒は別袋ではなかったんだが。てっきり「仕上げの小袋」の中身は花椒だったと思っていたのに…。
ということで、本場四川麻婆と刀削麺のコラボを期待してはいけない。これはあくまで四川麻婆の味がする刀削風麺を使ったカップめんなのだ。例えるならば、脱サラしたオッサンがタバコ吸いながら料理している萎びた中華料理屋が「本場中国人もビックリ!四川麻婆刀削麺!」と書いてあるような感じの味なのである。
つまり、"ベースは普通のラーメンで、そこにちょっと四川ぽさをだした麻婆豆腐を追加して平たい麺で絡めましたよという品だよ"ということを前提として食べると、サッポロ一番の醤油味にポークエキスが効いているのでそれはそれで美味しく、四川というには上品な辛さが加わり、刀削麺というには脂っこさがないどちらかというとアッサリしたスープが交わることで別物としての美味さが感じられるかどうかは貴方次第ですが、至宝を求めた試行錯誤の努力を感じることは間違いない。
- 出版社/メーカー: サンヨー食品
- 発売日: 2017/01/16
- メディア: 食品&飲料
- この商品を含むブログを見る