初老のボケ防止日記

おっさんのひとりごとだから気にしないようにな。

ドラム式洗濯機デビューしました。

昨年末の話であるが、洗濯機から異音がすると家族から報告があったので洗濯機を買い替えた。これまで我が家で使っていたのは7年程前に購入した縦型洗濯機で、我が家には浴室乾燥機が備わっているので買い替える洗濯機も縦型洗濯機でいいのではないかと思っていたのだが、何故か気づいたらドラム式洗濯機用を購入していた。正直、値段は倍違うのであるが、どうしてドラム式買ってしまったのか。しかも、乾燥機能付である。ざっくり言えば、店員のセールストークに乗せられた上に歳末特価で某価格サイトの最安価格よりも安かったにもかかわらず翌日配送という組み合わせだったからだ。そんなわけで、実際にドラム式洗濯乾燥機を約2ヶ月、実際に使ってみたの感想などをPV目的に書いてみた。


これまでお世話になった縦型洗濯機。


これからお世話になるドラム式洗濯乾燥機。

購入当初、最新鋭の白物家電であるドラム式洗濯乾燥機はさぞかし素晴らしいのだろうと期待を持っていたのだが、その幻想は早くも打ち砕かれた。ドラム式洗濯乾燥機の謳い文句である、”洗濯物を入れてボタンを押したら乾燥までノンストップで手間いらず”であるが、正直どれだけのご家庭でそれ実現できてるんですか。

まず、最初に、ドラム式洗濯乾燥機の洗濯容量と乾燥容量はイコールではない。我が家が購入したモデルは洗濯容量12kg、乾燥容量7kgとドラム式洗濯乾燥機の中ではかなり大容量なのであるが、それでも家族4人の洗濯物をバスタオル含め一気に乾燥まで行うと仕上がりに影響が出る。次に、洗濯ネットに入れたまま乾燥すると、シワや乾きムラが多いのでこれを回避するために洗濯が終わったら洗濯ネットから取り出してあげないといけない。最後に、衣類の取り扱い表示をちゃんとチェックすると乾燥できないものがわりとあったりする。


説明書に記載された一覧(この通りに厳格に従うと殆ど乾燥できなくなるので、”縮み上等だコラァ”と見なかったことにしてる)。

ということで、ノンストップで理想的な乾燥の仕上がりにできる環境にいる人は正直レアだと思うので、そこに購入理由を求めてる場合、高いお金を出した割にはガッカリ感が強い。特に、詰め込みすぎた状態で乾燥をかけると(乾燥直後の洗濯物は温かいので乾いたと思って)畳み始めてから半乾きの部分を発見したりして苦虫を噛み潰したような顔でそのまま畳んでしまうのが現実である。我が家では、購入後2週間程、試行錯誤した結果、現在は次のような運用になっている。

  • 洗濯は1回(夜)
  • 洗濯完了後に一旦干す(夜~朝)
  • 乾燥は2回(日中)

干すこと自体は買い替え前にしていたことなので正直そこまで苦ではないし、一夜干しすることで乾燥時間が短縮され結果的に電気代節約にも繋がる(希望)。そして、干した洗濯物のうち、乾燥してよい衣類だけ2回に分けて日中に乾燥をかける。この時、タオル類はそれぞれの回に均等に分けて入れることで仕上がりでしっとりすることが殆どなくなった。乾燥させる洗濯物に含めるタオル率、意外に重要かもしれない。あと、ビックシルエットなヘビーウェイトパーカとかは要注意です。なお、日中に乾燥を2回まわすのは自分が在宅勤務だからできる技であって、普通に出勤する日はタオルだけ乾燥させて残りは浴室乾燥機に任せるとか臨機応変にしている。

さて、こここからはドラム式洗濯乾燥機にしてよかったと感じた点を書いていく。

まず、洗濯について。以前の縦型洗濯機で風呂水ポンプを利用していたにもかかわらず、ドラム式洗濯機のほうが節水効果が高く、水道使用量が減った(ドラム式洗濯機用洗剤を使っているのですすぎ1回ということもある)。また、洗濯かかる時間も短縮され、従来は40分程かかっていたのが20分程度で完了する。さらに、洗濯中の騒音も縦型に比べてかなり静かになったので、時間を気にせず洗濯することができる。最後に、ドラム式に限った話ではないが、最近の洗濯機は洗剤自動投入機能が付いているモデルがあり、カップに計って入れるだけの作業が自動化されるだけにもかかわらず地味に便利である(もちろん柔軟剤も同様)。今後、洗濯機を買い替えるに当たってはちょっと注目していただきたい。

次に、乾燥について。乾燥させた洗濯物の仕上がり具合が浴室乾燥機を使っていた時とまるで違う。浴室乾燥機の時はゴワゴワだった衣類がドラム式洗濯機ではフワフワに仕上がる。特に、タオルの仕上がりは比べ物にならず、風呂上がりの吸水性も段違いなのでそれだけでもドラム式洗濯機に乾燥機能をつけてよかったと思っている。ただし、前述の通り、乾燥させる洗濯物の量や入れる洗濯物の種類によって、仕上がりが変化するので慣れるまでは試行錯誤が必要だ。なお、乾燥をガス式である浴室乾燥機からドラム式洗濯機に変えたことによって、電気代とガス代の合計料金は若干上がったものの、先の水道の使用量の削減分をあわせると、そこまで変わらないようにも思える*1

そんなわけで、”なんでも自動でやってくれるすごいヤツ”と期待しすぎるとアレですが、ちゃんと自分の家庭にあった使い方さえ見つけることができれば、導入して損はないと思います。

*1:同時期にスチーム式加湿器が追加されたので、トータルでは下っている可能性はあり