初老のボケ防止日記

おっさんのひとりごとだから気にしないようにな。

PS4で龍が如くシリーズをプレイしてみた

ファミコン世代なので幼い頃からゲームには慣れ親しんでおり、普通に好きだったのだが、社畜社会人として長時間労働多忙な日々を過ごし、結婚し家族が増えていくに連れてプレイする時間が随分減った気がする。自分の自由に遊ぶ時間が若い頃に比べて格段に減ったということも理由のひとつであるが、家族が増えたことによりTVやゲーム機を好きに使えなくなったというのが一番の理由だろう。

とはいうものの、物欲旺盛なのでついつい新型ゲーム機が発売されるとゲーム機本体は購入してしまうのだが、正直ゲームよりも映画鑑賞用に使っている時間のほうが長い。そもそもPS3なんてゲームソフト買った記憶すらないのである。

時間云々以前になんでゲームをしなくなったかというと、最近のゲームは映像が綺麗なのはいいのだが操作が格段に複雑になっており中年には正直難しいのだ。そもそも3Dのマップを移動することすらままならないのに左右にアナログスティックがあって〇△□×ボタンと人差し指のところにもなんL1/L2/R1/R2とかもう全く訳がわからん。昔は十字キーとABボタンだけで後は2コンのマイクで「ア"------ッ!」って叫ぶだけだったのになあ。

とここまではどうでもいい話で、せっかくPS4 Proを手に入れたことだし、最近子供達もお父さんの相手をしてくれなく手がかからなくなってきたので久しぶりにゲームでもしようと思いたち、オジサンでもできそうなゲームを探してプレイしてみた。
「龍が如く」ってのを。

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ryu-ga-gotoku.com

「大人向けのエンタテインメント作品」というコンセプトの元、
2005年に誕生したドラマティックアクションゲーム。
「伝説の極道」桐生一馬を主人公として、
愛、人情、裏切り……
巨大歓楽街に生きる熱き男たちの生き様を描いた作品です。

龍が如くとは?|龍が如く.com

今まで存在自体は知ってはいたものの、其の頃はもうゲームをする気力も時間もソフトを買う財力もなかったので一度もプレイしたことはない。洋モノよりも和モノを好むお父さんとしては馴染みやすそうなのでこれを遊んでみた。Wikipediaによるとジャンルとしてはアクションアドベンチャーゲームらしいのだが、もう少しわかりやすい説明をするならば

伝説の極道の主人公を操作してVシネっぽい男臭いメインストーリーを敵をアクションでバッタバッタとなぎ倒しながら進めていくのだが、ストーリーの途中で物語の舞台となる街を自由に歩き回ってサブストーリーを堪能したり夜の街の魅惑のプレイスポットでキャッキャウフフしたりしながら、道行くチンピラにわざと絡まれて自転車で叩きのめす

のが大体の内容。

実際にプレイしてみるまでは、3Dなアクションゲームなので操作が難しいのではと不安に思っていたのだが、移動するフィールドが特定の街の中だけなので記憶力が衰えてきた中年でもすぐに把握して移動することができるし、戦闘も難易度を「EASY」にすればボタン連打だけで大体なんとかなるのでファミコン世代のオジサンでもさほど苦労せずに楽しく遊ぶことができた。また、(難易度のおかげだろうが)ストーリーを進めたくともレベルが足らないのでレベル稼ぎをしなければならないという状況も特に発生せず、終始ストレスが貯まること無く楽しくプレイできた。

肝心のストーリーは重厚かつ、ムービーシーンも豊富(合計何時間?)であり、何より現実世界が舞台のフィクションなのでストーリー内に出てくる用語も頭に入りやすいのがよい。勿論、ゲームのクリアと関係のないサブストーリーもバラエティに飛んだ内容で、ゲームに登場するキャラの意外な一面を知ることができたり、各種ミニゲームもやりこみ要素があるので飽きさせない(勿論やらなくてもよい)。メインとサブの絶妙なバランスがこのシリーズの魅力といってもよいのではないだろうか。

PS4では、2017年3月時点で以下の3作品がプレイできる。

タイトル名 発売日 時代設定
龍が如く0 誓いの場所 2015年3月 1988
龍が如く 極 2016年1月 1995~2005
龍が如く6 命の詩。 2016年12月 2012~2016

今回はストーリーを堪能したいので時代設定順にプレイしてみた。

龍が如く0 誓いの場所

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時代設定は最古ながら比較的最近発売された作品ということもあり、システム的な完成度は高い。初めて龍が如くシリーズをプレイするならコレからやるのがオススメ。

今作品では、プレーヤーはシリーズ主人公である"堂島の龍"こと桐生一馬(桐生ちゃん)と主役ではないけれども龍が如くファンに大人気の"嶋野の狂犬"こと真島吾郎(真島の兄さん)の2人のキャラを操作できる。龍が如くシリーズは(今回プレイしたものに関しては)メインストーリーは複数章で構成されており、章により操作するキャラが桐生ちゃんと真島の兄さんで入れ替わる。大阪と東京を舞台に2人のキャラを操作して、はじめは繋がりのない話がストーリーを進めていくとやがて一つの話に繋がって行く映画さながらのストーリー構成となっている。メインストーリーには、俳優がモデルのキャラ(CVも御本人が担当)が何人か登場し、龍が如くの世界観を台無しにするどころか、物凄くマッチしておりストーリーに華を添えている。華といっても
Vシネ俳優陣なのであるが。
また、今作品はバブルという時代設定のおかげか、"シノギ"というシステムが存在し不動産投資かキャバクラ経営というバブリーな遊びもやりこみ要素として楽しい(やらなくてもクリアはできる)。シノギの途中でライバル達と様々なミニゲーム対決をするので、自然とミニゲームをやり込む形になっているのもよく考えられている(対決に負けてもシノギ達成は可能なので無理に練習しなくてもよい)。

ということで、メインストーリーもミニゲームも含めて堪能できる上にBest盤が発売されていてお手頃価格で購入できるので、今まで龍が如くが気になっていた人は是非共プレイしてみて貰いたい。

龍が如く0 誓いの場所 新価格版

龍が如く0 誓いの場所 新価格版

サブストーリーやミニゲームを極めたければ攻略本もオススメ。

龍が如く0 誓いの場所 完全攻略極ノ書 (ファミ通の攻略本)

龍が如く0 誓いの場所 完全攻略極ノ書 (ファミ通の攻略本)

  • 作者: 週刊ファミ通編集部,週刊ファミ通編集部書籍
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2015/04/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る

なお、本作品のサブストーリーNo.11には漢達の夢が詰まっているので是非共チャレンジして頂きたい。

龍が如く 極

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2005年にPS2で発売されたシリーズ第1作をプラットフォームをPS3、PS4向けにリメイクしたもの。龍が如くシリーズの原点を最新の技術でリメイクしているので映像は綺麗だし、システム的に「龍が如く0」をベースにしているので続けてプレイしても違和感はさほど感じない。

リメイクされたとは言え、第1作目なのでシリーズ主人公の桐生ちゃんのみ操作可能なうえに、メインストーリーのボリュームも「龍が如く0」と比較すると多少物足りなさを感じるが、オリジナル版に対して補足エピソードも追加されており、シリーズ原点としてもメインストーリーの完成度は高いと言えよう。
今作では「龍が如く0」の"シノギ"に相当するシステムがなくなった代わりに"どこでも真島"というシステムが追加されているのだがちょっとやり過ぎ感は否めず
ただの変なオジサンである。
とは言え、今作品の登場人物の何人かはシリーズ最終章の「龍が如く6」にも登場するのでプレイしておくとシリーズラストにより感情移入ができるのでやっておくことをオススメする。

龍が如く 極 - PS4

龍が如く 極 - PS4

なお、今作品はBest版が発売予定だったのだが急遽無期延期となっている。あと攻略本もない(サブストーリーやミニゲームを極めなければ攻略本なしでも簡単にクリア可能である)。

龍が如く6 命の詩。

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現時点の最新作であり、シリーズ最終章である。今作品ではプラットフォームをPS4のみにしたお陰で前2作よりもグラフィックのクオリティが向上している。システムは完全新規のようで、前作や前前作とは違う形になっており若干戸惑うものの、難易度自体は若干下がっている気がしないでもない。その分メインストーリーはシリーズ最終章ということもあってか今回の3作品中では最も濃厚であり楽しむことができた。のであるが、
ストーリーのキーマンが豪華キャストの配役でバレバレで2時間ドラマっぽいという感じであった。
ただ、3作品も続けてプレイすると桐生ちゃんへの感情移入はそれなりにある上に自分も子を持つ父親ということもあってか親子の絆的な話には目頭があつくなることもあり泣けたっす、マジ泣けたッスってなりそうな時もあったけど、そういう時に限って山下達郎の歌声が流れてきて本人の顔が走馬灯のように浮かんでくるので決して泣くことはなかった、まりやだったら泣いてたに違いない。今作品では"クランクリエイター"や"草野球"という興味ある人は好きそうなシステムが追加されたけれども、興味がない人にはなんら心に響かないものであろう。
ということで、3作品のなかではゲームとしての評価は低いものの、メインストーリーは単体でみると物足りなさがあるかもしれないけれども過去の思い出を胸に秘めてプレイするとそれなりにこみ上げてくるものがあるので、前2作を楽しめたのであれば是非共プレイして頂きたい。
なお、龍が如く2~5をプレイしてなくてもあらすじはメニューから参照できるし、過去のキャラで登場するのは極のメンツが重要な部分なので何ら問題はない。というか、真島の兄さん殆ど出番ねーじゃねーかなんでなんダンカン馬鹿ヤロコノヤロー。

龍が如く6 命の詩。 - PS4

龍が如く6 命の詩。 - PS4

龍が如く6 命の詩。完全攻略極ノ書

龍が如く6 命の詩。完全攻略極ノ書

ということで、PS4でプレイ可能な龍が如くシリーズを制覇してみたが個人的には大満足でありこれをきっかけにまた色々なゲームをやってみる気持ちになったのでせがた三四郎さんには感謝しております。

せがた三四郎 超人伝説

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