初老のボケ防止日記

おっさんのひとりごとだから気にしないようにな。

カレー

週末にカレーを作ることがある。作るといっても、本格的なカレーではなく市販のルーを使ったごく普通のおうちのカレーである。
カレーのルーは、我が家は自分以外辛いものが苦手なせいもあってスパイシーなものをチョイスすると反応がイマイチなのでもっぱらバーモントを使う。辛さは最初は甘口だったのだが、玉ねぎを箱に書いてある分量よりも多めに投入することにより甘みを増すことで中辛までは食べてもらえるようになった。玉ねぎ以外の具材は豚肉、ニンジン、じゃがいもという基本に充実なスタイル。豚肉は豚こまを使い、ニンジンとじゃがいもは大きめに切ってゴロゴロ感を出す。なお、玉ねぎを多めにした分投入する水の量を減らさないとシャバシャバになるので注意が必要だ。隠し味を入れるのは、過去に色々試してみた結果やめた。というのも、隠し味よりも使う豚肉の仕入先でカレーの味が変わるからだ。
我が家は徒歩圏内に複数スーパーがあって便利なのだが、少し足を延ばすと未だに個人の経営する精肉店も存在している。そして、その精肉店で購入した豚こまで作ったカレーがダントツにうまいのだ。国産豚で値段はグラム約140円程度。スーパー激戦区では安いとは言えないけれども、この店で購入した肉は脂の甘味が強く炒めている段階でテンションが上がる。完成したカレーも、旨味が凝縮されており家族全員が味の違いを認める程の味わいである。
なのであるが、いつの間にかこの店の肉を使うことをやめた。肉はダントツに上手い。店主の人柄も申し分ない。ただ、ひとつだけ残念なところがあった。それは、肉を素手で触るところだ。"素手で触ることにより謎の熟成が進んで旨味が増す"とか、"加熱しちゃば大丈夫!"、"美味いものには訳があるんですよ"などと今までどうにかポジティブに考えていたのだけれども、ある日買い物に同行した妻が、店主がお釣りを受け渡した手を洗わずに肉を触る現場を目撃してしまった。その日から、我が家の食卓にその店の肉が登場することはなくなったのである。

令和なのにそりゃないわー。

と、くだらない駄洒落はさておき、肉によって味が変わるのは間違いないので色々と試してみると面白いですよ、奥さん。

ハウス バーモントカレー 中辛 230g×5個

ハウス バーモントカレー 中辛 230g×5個

ハウス カレーパートナー 辛味オイル 31g×2個

ハウス カレーパートナー 辛味オイル 31g×2個