キッチンの水栓を交換した。
リモートワークで仕事してたら台所から悲鳴が聞こえたので、見に行くと妻が水浸しになっていた。原因はキッチンの水栓のシャワーヘッド部分が吹っ飛んだことだ。実は、しばらく前から水を出している時に異音が聞こえたりと嫌な予感はしていたのだ。我が家も新築から住み始めて15年位経つ。これまで、浴室の水栓や洗面所の水栓の補修は経験済なのでキッチン水栓の交換もきっとできるに違いない、と謎の自信を元にチャレンジすることにした。
我が家のキッチンの水栓は「ワンホールタイプ」と呼ばれる、蛇口がキッチン天板に取付けられているもので取り付け穴が一つのタイプ。
先頭がシャワーヘッドになっており、上のレバーを左右に振って温度を調節、上下で水量を調節するという今どきのマンションでありがちなヤツ。(図は後述の説明書内のもの)。
我が家のはTOTOの製品なのだが、大手のメーカーであれば基本的に取り付け穴サイズは共通*1との話なので、今回は納期・価格・従来と同じ使い勝手を考慮してLIXILの製品をチョイス。
LIXIL(リクシル) INAX キッチン用 ワンホールシングルレバー混合水栓 ハンドシャワー付 エコハンドル RSF-833Y
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さて、後はモノが届いたら交換すればいいのだが、
今ついてる水栓はどうやったら外せるんだろうか…。
残念なことに、製品の取説が自宅に見つからない。
そんな時は製品についてるラベルで調べるのだ。「TKW32P1V1」では見つからないので「TKW32P1」でググったら以下のサイトがヒット。
取扱説明書を見た感じ形も同じなので、この製品の施工説明書を元に取り付け手順を逆にすれば外れる筈だ。
フムフム…、止めねじを隠している根元の部分を正面に回せば良いのだな。
うむ、後ろにちゃんと穴があるぞ。
ということで、施工説明書に従い流し下の水道管を外した後に仕上げに上から水栓をズボッと引き抜くべく、この部分を回そうとしたのだが…
コ、コイツ…動かないぞ…。
素手で駄目なら、ゴム手袋、それでも駄目ならウォーターポンププライヤー、と様々な道具を駆使したものの全く動く気配がない。15年という長きにわたる年月の間に汚れでガッチガチに固まっているらしい。
この段階で業者を呼ぶのも負けた気がするので、近所のホームセンターに何かいい道具はないものかと足を運んでみたら…
なんか使えそうなグッズを発見。
KVK 台付きシングルレバーカートリッジ取外し工具 PG26
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我が家はKVMの水栓ではないけれど、なんか使えそうな気がする…。TOTO製の似たような器具もあるらしいが、残念ながら店頭には置いていなかったのでとりあえず買って帰ることにした。
こんな感じで後ろの穴にひっかけて回すと…
あらまあ、簡単に正面に向いたじゃないですか。
あとは六角レンチで緩めて…
ズボォオオオオオッ!
という訳で、綺麗サッパリなくなりました。
と、あっさり書いているのだが実は
そんなに簡単ではなかった。
本当はシンク下の通水管に付いていた調圧弁を外し忘れて引っかかって中々抜けず、調圧弁を外すことに気付いたものの、レンチを2本使わないと駄目なことに気付くまでかなり時間がかかった上に、ホースを抜いた後に最後のパーツである上面施工用アダプターこと「もぐらーず」さんを取り外すのに100均で買ったレンチを使ってしまったが為にレンチがなめてしまって回らなかったりと散々で1時間以上汗だくになって作業していたのは内緒だ。
とにかく、作業前にちゃんと施工説明書を読んでおき、道具を100均ではなくホームセンターで揃えておけば恐らく30分程度で終わったはずだ。
取り付けは製品の説明書通りにやるだけ。こっちは30分もかからず。
という訳でキッチンの水栓交換が
キッチンとできちゃったYO!