洗面台の水栓が水漏れしだしたので交換してみた
我が家も新築購入してからもう10年が過ぎて、設備もそろそろ壊れ始めて色々とメンテが必要になってきた。昨年は給湯器というYAZAWA並みのビックスターが壊れて結構な出費だったんだけど、今度は年明け早々洗面台の水栓が水漏れ始めた。業者に頼むのが楽だけどそこそこな額を取られそうなのでまずはやってTRYしてみた。
現状把握
まずは今回壊れたモノはこちら。
同年代の分譲マンションだとよくある朝シャンできるタイプのやつ。ぶっちゃけ一回もここで頭洗ったことはないけども。で、水漏れ箇所がこちら。
水栓を閉めるレバーの可動部からちょっとずつ漏れだしている。どうも以前から傾向はあったらしいがここまでの症状はなかった。恐らくパッキンだろうと思われるので、まずは型番を調べてみようと説明書を見る。
分譲マンションなら備え付けの設備の説明書一式は入居時に貰えているはず。で"MYMの FM(FA)240シリーズ"と判明したので「MYM FM 240」を調べましょう。
MYM(株式会社喜多村合金製作所)は、平成20年2月末日をもって事業を撤退しましたが、アフターサービスや部品供給事業は、水栓金具メーカーである株式会社KVKが引き継いでおります。
お、おう。まぁ引き継ぎ先があるなら大丈夫だろうと引き継ぎ先のHPをチェックしてみる。
我が家のと同じモノがありませんよ。
どうやら説明書のモデル名は一般的なもので詳細は物に貼ってあるシールで判別しろとか。
10年経てばシールなんてボロボロになるっちゅうねん。水栓に限らずこういう所はメーカーさんはちゃんと考えてほしい。だって利用者はこわれた時しか型番なんて気にしないもの。しかも裏側にあるからめっちゃ読みにくい。スマホでカメラ撮影しなければ目視だと読めなかった。ビバIT社会。恐らく「FB244U15」とあるのでそれでぐぐる。
ビンゴです。しかも交換品の型番と方法も書いてある。じゃあやってみようかと。
部品の手配
上記ページに記載のある交換品を入手しないとはじまらない。近くにホームセンターもいくつかあるんだけど、過去の経験上この手の部品がある可能性は低いのでここはAmazonさんで検索すると以下4つの型番がみつかった。
- KPS027H
- KPS027H-C
- KPS027H-E
- KPS027H-B
お前はザクか、バリエーション豊富すぎ。部品としてはそこまで高くもないけど安いって訳もないので外れるとそこそこ痛い。なので交換品の情報を探る。
本品は KPS-027H-Cと互換性があります。
KPS-027H :レバー動作が少し軽い。
KPS-027H-C:レバー動作が少し重い。
"KPS-027H"か"KPS-027H-C"のどちらかで大丈夫そうだ。本当ならこちらのお店で買いたいところだけど、三連休中のトラブルで今回はすぐに届くAmazonさんでポチる。あと交換の際に"ウォーターポンププライヤー"という工具が必要そうなのでこちらもつつがなく購入。
KVK MYM型:セラッミクカートリッジ KPS027H-C
- 出版社/メーカー: KVK
- メディア: Tools & Hardware
- この商品を含むブログを見る
KENOH レッドG 溝付きウォーターポンププライヤー 250mm WPP-250
- 出版社/メーカー: KENOH
- メディア: Tools & Hardware
- この商品を含むブログを見る
商品到着
翌日の朝イチに到着。流石です。
こちらがカートリッジ。
交換してみる
ということでレッツTRY。
必要な工具
これだけ使った。
- ウォーターポンププライヤー
- モンキーレンチ(250mmだと口径が足りないので300mm)
- ラジオペンチ
- マイナスドライバー
- プラスドライバー
水栓締める
大元から止めてもいいけど、洗面台下にあるので作業前に忘れずに締める。
分解
- 蓋を外す
マイナスドライバーで裏側にある凹みに引っ掛ければ簡単にとれる。おお知らんかったわ。
- レバー外す
プラスドライバーでネジを緩めたら取れる。お、交換対象のカートリッジ発見。
- ガワを外す
工具は不要。電球の傘とかと同じでくるくる回してたらあるタイミングでとれた。
- ナットを緩める
今回の作業で一番のポイント。ナットをモンキーレンチで回そうとすると、本体も回ってしまうのでウォーターポンププライヤーで固定して回転しないようにしながらモンキーレンチで緩める*1。
- カートリッジ出現
流石に10年使っていたのでオリジナル画像だと水垢でグロ画像なのでちょっと掃除してから撮影。
- カートリッジ取り外す
レバーを引っ張ったらカートリッジの上部だけとれて下側が残ったので、ラジオペンチで引っ張って外した。旧カートリッジを外した時に結合部のパッキンが残っている場合はそれも忘れずに取り除く。で水が溜まっていたのでそれを綺麗にして撮影。
組立
ココらへんは分解の逆なので割愛。
- カートリッジ装着
- 外装装着
注意点としては、以下の2点。
- レバーの向きに注意
分解時にはレバーを下げて水を止めて交換作業したんだけど、付け終わったら逆になった(レバーを上げると水が止まる)。レバー装着時に軽く動作確認しながらのほうがやり直ししなくてよい。
- 本体の向きに注意
分解時に本体の向きが動いてなければ問題なし。自分はガワをつけるときにうまくはまらず本体もぐるぐる回してしまったので最初レバーの方向がおかしくなってしまった。あと回しすぎたせいか、本体を洗面台に固定する為と思われるゴムがでてきてしまってあせった*2。
所感
今のところ工事完了後1時間位経過してるけど水漏れは再発してないので、多分これで治ったんじゃないかな。作業自体は工具が全部揃っていれば大体30分もかからない。力もそんなにいらないので女性でも多分出来ると思う。水回りのDIYって正直敷居が高いと思っていたけど、型番さえわかれば最近は部品通販サイトやブログで交換手順の事例が見つかるケースが多いので、緊急を要する場合じゃなければ試してみる価値はありかな。
- DIYを重ねるごとに増えていくモンキーレンチ達