AQUOS sense2(SH-M08)を2週間程使ってみて
今まで使っていたスマホ「HTC AndroidOne X2」がある日突然充電できなくなり、急遽購入した「AQUOS sense2(SH-M08)」。
購入から2週間程使ってみたので素直な感想などをまとめました。
この機種を購入した理由
2019年になっても、SIMフリーで防水でモバイルSuica使えるAndroidって選択肢が少なくて自分が気になるのは以下の機種くらいだった。
計画的に購入する予定であれば間違いなく「Pixel3」一択なのであるが、ある日突然なけなしのお小遣いをチョットずつ溜め込んだ秘密口座の資金を使うとなると話は別で一番安いやつにする他ない。というのが一番の理由。
外観
実売価格的にはローエンドモデルに属するが、外観の質感は安っぽさは感じられず、キャリアロゴもないこともあってかむしろ価格以上の上品さがある。サイズ的にも自分的には大きすぎず小さすぎずの丁度いい印象。
前面
今時な角が丸くなってるラウンドエッジなフロント面。持ちやすいのであるがガラスフィルムが選びにくい(これはこのモデルに限った話ではなく今時のスマホ全般に言える話)。
背面
ボディ素材はアルミなので質感はかなりよい。が、アルミゆえに寒い日は素手で持つのは冷たい上にカメラ部分が出っ張っているので、カバーなしだとちょっと使いにくいかも。
スペック
SoC
「Snapgragon 450」という、エントリーレベルのSoCが搭載されている。過去使ってきたスマホはミドルエンド以上の性能であったので、モッサリしてそうだなーと実はここが一番気になるところであったが、ゲームをやらない自分的にはストレスに感じるほどではない。
過去使ってきたモデルに比べるとアプリ起動時の遅さやスクロールのヌルヌル加減等、多少はモサッとしたところは否めないし、稀に描画が一瞬乱れることがあるが概ね許容できるレベル。
メモリ(RAM)
3GBと、SNSやブラウジングといったライトな使い方であればなんら不満はない。尚、この機種に限った話ではないが、沢山のアプリを起動しっぱなしにしてると裏でサービスが動いて重くなるケースもあるのでこまめにタスク終了する、1日1回再起動してあげるとかすると多少マシになる。この辺はPCと同じでちょっとした工夫で凌げる。
ストレージ(ROM)
32GBと少々物足りないが、最大512GBまでのmicroSDXCカードに対応している。ライトユーザが容量的に困るケースは写真や音楽などのデータなので、SDカードで容量を増やせれば問題はないだろう。
最近価格が安くなったので128GBのmicroSDXCカードを挿入して使うことに。
Wi-Fi
エントリーモデルだと2.4GHzしか対応していないことが多いけど、このモデルは5GHzにも対応しており11ac(433Mbps)も利用可能だ。
Bluetooth
aptXに対応しており、対応機器に接続するとロゴマークが表示される。
なお前利用機種「AndroidOne X2」よりもBluetoothの出力が強く音切れしにくいのはラッキー。
カメラ
正直、値段なりといったところ。手ぶれ補正がない上にシャッタースピードもそこまで早くないので気軽にパシャパシャ撮りたくなるという感じではない。なお、インカメラは使ったことがないのでわからない。
カメラの性能については、他機種と比較したレビュー記事がググると出てくるのでそっちを参照にしてほしいが、正直写真メインの人は他の機種にしたほうが悔いはないと思う。
なお、「システム」->「操作」->「カメラの起動」で以下のモードを有効にすると電源ボタン2回押しでロック解除なしにカメラが起動するから便利です。
認証
このモデルには「指紋認証」と「顔認証」がついてる。「指紋認証」の速度は前利用機種「AndroidOne X2」程度に速く、前々利用機種「SONY Xperia XZs」と前前々利用機種「SONY Xperia XZ」よりも認識精度が高いのでストレスを感じない。「顔認証」もなかなかで、ロック解除はワンテンポ置く感じであるが、メガネ着用でも認識してくれる(マスク着用では認識してくれなかった)。 しかも「指紋認証」と「顔認証」は併用できるので、例えば、マスク着用で外出時は「指紋認証」、入浴中は(水滴で指紋認証されにくいので)「顔認証」を使うということができるので地味に便利である。最近はアプリの認証もこれらの生体認証でいけるので電子マネー決済とかの時に大活躍である。
その他
OSアップデート
iPhoneと違い、Androidは発売元によってOSアップデートの対応が異なる。発売元というのがキモで、例えば同じ「Xperia XZs」というモデルであっても、ドコモ版とソフトバンク版では前者だけAndroid Pieにアップデートとかよくある話だ(それが理由なのかソフトバンク版は白ロム価格が総じて安い)。で、AQUOS sense2のSIMフリー版はSHARPが販売元になっており”発売から2年間のOSバージョンアップ(と恐らくセキュリティアップデート)”が保証されている。どこのキャリアでも使えるSIMフリーのスマートフォンのメリットと言えば長く使うに当たってOSがバージョンアップされるほうが安心である、鴻海が2年後もSHARPを持っているかは知らんけども。
プリインアプリ
SIMフリーゆえにプリインアプリが非常に少ない。ゼロではないがキャリアモデルに比べると雲泥の差である。が、エモパーは要らない。
フォント
国内メーカー製のスマホを使っていた人は知らないかもしれないが、フォントを変更できないスマートフォンは結構多い(AndroidOneは京セラ製でもできなかった)。Android標準の「Noto Sans CJK JP」も慣れると普通なのだが、日中韓同一フォントということもあり、初見は違和感を感じることが少なくない。このモデルは、デフォルトで「モリサワ 新ゴ」が選択できる上に、別途フォントをダウンロードすることできる(モリサワのフォントは有料)。
地味な機能ではあるが、海外メーカー製のSIMフリーモデルでは重要視されない部分でもあるので、フォントにこだわりがある人は本当に重要な機能である。
総評
ということで、2週間使ってみた感じは
可もなく不可もなく、友達以上恋人未満
といったところ。ぶっちゃけ、性能面に不満がないわけではないがブチ切れて壁に叩きつける程ではない。寧ろ、価格を考えればかなり頑張ってる印象はあり開発時の努力や工夫が随所に感じられて製品としての完成度は高く、親御さんの愛情を沢山受けて育ってきたんだなという幸せな気持ちになれることうけあい。ということで、次のMNP迄の繋ぎとしては充分ではないでしょうか。
スマホに5万以上出すのが苦ではない人であれば、もっと上位の機種を選んだほうが後悔はないと思う。逆に、スマホにそんなに金をかけられない、かけたくない人でゲームをしないライトユーザ向けにはお見合い相手として自信を持ってオススメできる。
お金もかけられないけどスペックにこだわりたい、ゲームもしたいし写真も綺麗に撮りたいという身の程知らずな人は、ハイエンドの型落ち中古を白ロムで入手するのがよいだろう。ただし、事前の身辺調査や目利きは必要であるが。
いかがでしたでしょうか? それでは良きスマホライフを。
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