プチDIYでオリジナルな棚を作りました
自分のオーディオ類を置くための棚を作った話。
リフォーム後のリビングにちょっとしたスペースができたので、そこに自分のオーディオ類を置くことにした。将来機材が増えた時の拡張性も欲しいので、いわゆる可動棚にしたいのだが、リビング故にデザイン的な要件が厳しい。現在の我が家では「ブルックリンスタイル」とかいうのが主に妻の中でブームらしいのでそれっぽいのなら許可がでそうだ。ところが、いざ探してみると既製品では中々スペースに丁度いいサイズのものはない。しかも、可動棚は皆無に近い。「既製品がないならオーダーすればいいじゃないの」とどこかの貴族なら言うのだろうが悲しいけどオジサン庶民なのよね。ということで、自作することにしました。
ブルックリンスタイルとは
作る前におさらい。
ブルックリンスタイルとは、アメリカ・ニューヨーク州近郊にあるブルックリンを発祥とするスタイルのことです。このエリアは元々工場や倉庫が多かったため「インダストリアルスタイル」と呼ぶこともあります。
ブルックリンスタイルの特徴は、内装にレンガやタイル、コンクリート(モルタル)、無垢の古材など、ビンテージ感の高い素材を用いていることです。この空間に、革のソファ、アイアンの椅子や照明器具、無垢材のテーブルやチェストなどを配し、黒や濃い茶色などダークな色を多用し、スタイリッシュな雰囲気にコーディネートをします。ほかのインテリアスタイルと比べるとファブリックを多用せず、ラグやクッションのみに取り入れるケースが多いです。使われる色も、黒やグレーなど無彩色のダークカラーか白が中心です。
日本では「男前インテリア」とも言われているようだ。要するに、インダストリアルな雰囲気だした無骨な奴な訳だな、支柱を鉄にして棚板をダーク系の木材にすればそれっぽい感じになりそう。
材料
流石に鉄を加工する技術は持ち合わせていないので、支柱となる材料をネットで探してみたら丁度いいキットを見つけた。
作り手=使い手。世界で一つのピッタリな棚ができます。本製品に棚板、木ネジは含まれていません。棚板を支えるブラケットとポールのみです。棚板になる材木はホームセンターや材木店でお探しください。
ホームセンターのカットサービスを利用すれば完成は間近です。古い家具、アンティークのドア、足場板、ガレージのラダーレール、使わなくなったスケートボード。ちょっとした工夫があれば材料は既に揃っているかもしれません。
DDS537-BK スチールラック支柱キット - DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)
これと、好きなサイズの棚板を用意すりゃ作れるぞ!ということでネットでポチる。
- 出版社/メーカー: ドッペルギャンガー(DOPPELGANGER)
- メディア: スポーツ用品
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支柱はゲットしたので次は棚板だ。
近所のホームセンターで棚板の材料として「パイン集成材」を購入し、その場で指定のサイズにカットしてもらった。「パイン集成材」を選んだ理由は、その店で「スチールラック支柱キット」に適した厚みの板がこれだけだったから。
作る
支柱を切る
「スチールラック支柱キット」は3種類の支柱を組み合わせて高さを変えられる。その場合、「約63cm」・「約124cm」・「約183cm」の3パターンとなるのだが、今回欲しい棚の高さは「約90cm」。よし、支柱を切っちゃおう。
世の中には「パイプカッター」なる便利な道具があるのだ(はじめて知ったけども)。フフフ、これを使えばスチールラックの支柱など誰でも簡単に切れるのだ(はじめて知ったけども)。
高儀 GISUKE パイプカッター φ4mm~32mm PC-200
- 出版社/メーカー: ?儀(Takagi)
- メディア: Tools & Hardware
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塗装する
ここ数年のDIYの塗装は「、ブライワックス」と「ワトコオイル」が人気らしい。これらを使った作例も多いので、自分もどちらかを使おうかと思っていたのだが、どちらも塗装の時の臭いがキツいらしい。塗装は室内でやるので、臭いがキツくないものはないかと探したところ「オールドウッドワックス」という塗料を発見。
オールドウッドワックス・ウォーターベースコート商品ページ | ターナー色彩株式会社
これなら室内でも問題なさそうだし、なにより男前な感じになりそうじゃないか。
色は色々と悩んだが今回は「ジャコビーン」にした。理由はブライワックスは「ジャコビアン」が一番人気だったので、同じっぽいやつにしとけば妻に怒られる心配もなさそうだろうという保守的な理由。
ターナー色彩 オールドウッドワックス 350ml ジャコビーン OW350001
- 出版社/メーカー: ターナー色彩
- メディア: おもちゃ&ホビー
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完成
前日までに材料や工具をすべて準備し、朝10時頃から作業を開始して、途中諸々の休憩をはさんで夕方には完成。
うーん、なかなかいい出来ではないか。
支柱はマットブラック塗装のスチール。パイン集成材に塗装したジャコビーンも良い味わいを出しているではないか。なにぶん、生まれてはじめての塗装なので仕上がりがどうなるかドキドキしたのは内緒だ。
さて、なぜ一番下に棚板がついていないのかというと…
猫様のおトイレを配置するからだよ。
HAHAHA. お父さんの専用棚は猫様と共用だったんだぜ。
世の中には、自分で塗装はしたくないという人向けに指定サイズにカットした上に塗装した棚板用木材を販売している業者もいる。
実は、こちらで購入することも検討したのだが、一度は塗装をやってみたかったので今回は見送った。塗料や塗装に必要な道具類を揃える費用もそれなりにかかる上に1度で使い切ることはないので、色さえ気に入ればこちらから選択するのもお手軽で良いと思う。