初老のボケ防止日記

おっさんのひとりごとだから気にしないようにな。

大学生向けにノートPCを買いました。

Macだったらある意味楽だったのかもしれない。

子供が通う大学では、OSはMacでもWindowsでもどちらでも良いらしいので本人に選択を任せたのだが、入学後のオリエンテーションを経て最終的にどの授業でも困らないWindowsが良いとのこと。本人からの要望は「軽い(1kg程度)」、「速い(プログラミングとか学びたい)」、「カッコいい(学内で使って恥ずかしくないやつ)」の3つ。その条件で探したところ、以下の製品が見つかった。

Ryzen7/メモリ16GB/SSD512GBとスペック的に申し分なく重量も957gと軽量、デザインも普通な上になんとお値段が安い。もうこれしかないでしょうと思ったのだが、よく見たらHP伝統のエンターキーの右側にキー配置のあるキーボード配列であった。

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過去にこの配列のHPのノートPCを使ったことがあり、すぐに慣れるだろうと思ってたら全く慣れずに地味にストレスが溜まったので、流石にこれは可哀相かなともう少し探してみたら、同じHPの別製品が見つかった。

こちらもスペックは同様で重さも999gと誤差レベル、デザインは先程の製品より硬派な感じで一般的なノートPC同様なキーボード配列になっている。ただ、法人モデルということもあってか先程の製品よりも価格が若干高い。

甲乙つけ難いので、ちゃんと比較してどちらを購入するか決めることにした。

比較

製品カタログとマニュアルを参考に、CPU/メモリ/ストレージが同一の次のモデルでスペックを比較してみた。

個人向け製品と法人向け製品ということもあってか、同じメーカーなのにカタログ表記が異なっていたので製品HPやマニュアルを参考にできるかぎり統一した。ひょっとしたら間違ってる可能性もあるので注意されたい。

項目 Pavilion Aero 13-be ProBook 635 Aero G8
OS Windows 11 Pro Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen7 5800U AMD Ryzen7 5800U
メモリ 16GB オンボード (3200MHz,DDR4 SDRAM) 16GB(16GB×1)SO-DIMM DDR4-3200、最大32GB(空きスロット1)
モニタ 13.3インチ・WUXGA(1920×1200)・非光沢 13.3インチ・フルHD(1920×1080)・非光沢
グラフィックス AMD Radeon(CPU内蔵) AMD Radeon(CPU内蔵)
ストレージ 512GB SSD(M.2 PCIe NVMe) 512GB SSD (M.2 PCIe NVMe)
無線機能 IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6), Bluetooth 5.2 IEEE 802.11ac (Wi-Fi 5), Bluetooth 5.0
LTE なし なし
キーボード キーピッチ:約18.7×18.4mm、キーストローク:約1.3mm、JIS標準準拠[89キー]
バックライト付
キーピッチ:18.7×18.7mm、キーストローク:1.5mm、JIS標準準拠・OADG準拠配列[85キー]
防滴機能付
ポインティングデバイス イメージパッド (タッチジェスチャー対応) クリックパッド(マルチタッチジェスチャー対応)
Web カメラ HP Wide Vision HD Webcam (約92万画素) 720p HD Webカメラ(固定焦点レンズ)、IRカメラ(Windows Hello対応)、プライバシーシャッター付き
指紋認証センサー あり あり
バッテリ駆動時間(MobileMark2018) 最大 約 10.5時間 最大 約 15.5時間
バッテリ充電時間 不明、急速充電機能あり(45分で50%) 約 2時間20分
ACアダプター 65WスマートACアダプター 45WスマートACアダプター
I/F HDMI 2.0出力端子×1、USB Type-A 5Gbps ×2、USB Type-C 10Gbps ×1 (USB Power Delivery、DisplayPort1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)×1、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 HDMI 2.0出力端子×1、USB Type-A 5Gbps×2(1基は電源オフUSBチャージ機能対応)、USB Type-C 10Gbps(USB Power Delivery、DisplayPort1.4)×1、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1
その他 天面耐圧試験でも300kgfをクリア
32,000回の 開閉テストクリア
個々のキーの1,100万回 ストロークテスト
HP Total Test Process

MIL-STD 810H
Office なし なし
保証 1年間(引き取り修理サービス、パーツ保証、電話サポート) 1年(引き取り修理サービス、パーツ保証、電話サポート)
サイズ(幅x奥行きx高さ) 約 298 × 209 × 16.9 (最薄部) -18.9 (最厚部) mm 約 307.6 x 204.5 x 17.9(最薄部、突起部含まず)mm
質量 約 957g 約 999g

以下、気になる項目をコメント(以降、「Pavilion Aero 13-be」を"13-be"、「ProBook 635 Aero G8」を"G8"とする)。

OS

"13-be"は個人向けなのになぜかRyzen7搭載モデルはProしか選択できない。"G8"はカスタマイズでProも選択できるが学生ならHomeで十分。

メモリ

"13-be"はオンボードなので購入後に構成変更できないが、"G8"は空きスロットがあるので後から最大32GBまで増設可能。そこまでメモリが必要になる学生はいるとは思えないが拡張性は大事。

モニタ

"13-be"は「WUXGA(1920×1200)」、"G8"は「フルHD(1920×1080)」。僅かな差であるが画面は"13-be"のほうが広く文書作成とかは便利では。

無線機能

最新規格の"13-be"と比べると"G8"はちょっと古い。が、実は"G8"もカスタマイズで同レベルにできる(+4,400円)。

キーボード

"13-be"はバックライト付、"G8"は防滴機能付。どっちが大事かは人によるが、防滴のほうが親としては安心。

Webカメラ

"G8"はWindows Hello対応。マスク必須のご時世では微妙だが自宅等では楽である。プライバシーシャッターは多分閉めると開け忘れるやつなのでどうでもいいかも。

バッテリ駆動時間

どちらもカタログスペックで10時間以上もつが、1.5倍長持ちの"G8"のほうが安心感がある。ACアダプターを持ち歩けばいいだけではあるが、地味に重いので持ち歩くならPDアダプターにしたほうが良さそう(どうせならスマホも充電できる2ポートとかで)。

その他

"13-be"もそれなりに耐久性をアピールしているは”G8"のミルスペックには敵わない。通学時間が長いので少しでも頑丈のほうが安心だ。あとは防水のPCケースに入れておけば万全(に違いない...)。

結論

細かく比較してみた結果、キーボード配列のストレスから開放されるだけでなく、拡張性もありバッテリー駆動時間も長くミルスペックで頑丈そうな「ProBook 635 Aero G8」に決定。3万程度高くなるもののそれくらいのメリットはあるでしょう、4年間使うんだし。

なお、法人モデルのPCであっても個人名義で購入できるし、HPの場合はPCリサイクルマークもつく上に法人モデルに関しては国内生産なので他の海外PCメーカーに比べて納期は比較的早い。

また、HPは平日夜21時以降に使えるナイトクーポンを配布してたりするので、購入時はお得なクーポンを適用して送料分程度でも更にお得に購入しましょう(残念ながらこのページではクーポンはございません…)。