初老のボケ防止日記

おっさんのひとりごとだから気にしないようにな。

サブスク対応ジュークボックスを作ろう

前回、ついうっかり勢いで"サブスク対応のジュークボックスを作る"と宣言してしまったが…

具体的にどうやって作ればいいのか。まずは、ジュークボックスとして必要と思われる機能を列挙してみた。

  • 選曲リクエストを受け付ける
  • リクエストを受け付けた順番に楽曲を再生する
  • リクエストがない時は自動的に楽曲を再生する

これらをサブスクの楽曲でやりたいのだが、感の良い諸君ならお気づきであろう、”サブスクの再生アプリ入れたスマホかタブレットを置いといて皆で操作したらそれでオッケーじゃね?”と。うんうん、そうだね。ジュークボックスなんてわざわざ作らなくてもそれで解決だよね。と思った諸君は甘い、実に甘い。普段麦茶しか飲んでないのにマックでコーラ飲んだ時くらいに甘い。

曲を選曲して再生キューに追加する”。"目標をセンターに入れてスイッチを押す"並の簡単な操作ではあるが、酔っている状態で他の操作を一切行わずにこの操作だけを行うことができるとでも思っているのだろうか。2次会のカラオケボックスを思い起こしてほしい。誰かがいい感じに歌っている最中に突然演奏停止されたり入れた曲の予約順を飛ばされたり勝手にキーを変えられたりした場面に遭遇したことはないだろうか。そう、酔っぱらいはまともに操作などできないのだ。しかも、今回のジュークボックスの利用者層はデジタルネイティブ世代とは正反対の昭和世代である。カラオケの操作端末ですらまともに操作できないのに、親切丁寧な説明も書いてないオシャレでシンプルなUIのサブスクの再生アプリを間違わずに操作できる訳がないのである。てな訳でこの案は秒で却下。

じゃあ、一体どうしたらいいのって話になるのだが、今どきのサービスには、ソフトウェア開発者向けに提供サービスの機能を利用できるような仕組みが用意されていることが多い。そう、API(Application Programming Interface)というやつである。このAPIというものが提供されていることによって、AlexaとかGoogleアシスタントなどの音声アシスタントや、オーディオ機器といったサービス提供企業以外でもサブスクの音楽を再生することができるのだ。そのような便利なAPIであるが、音楽配信サービスのうち、一般利用者が利用できるのは現時点で「Spotify」位である。しかも、SpotifyのAPIはなんと楽曲の検索やプレイリスト編集だけでなくSpotifyの再生アプリの制御をインターネット経由で行うこともできるのであった。これを使えば酔っ払いでも誤操作しないようなシンプルな仕組みでサブスクの音楽を再生させることができるのではないか。という訳で、Spotify使ってジュークボックスを作ることにしましたので

さようなら、Apple Music。*1

*1:遠隔制御のAPIを利用するにはSpotifyPremiumアカウントが必要なのでApple Musicを解約してSpotifyを契約しましたの意