オッサンがバランス接続を試してみた(続々)
またしても続き。
さて、前回はUSB-DACとバランス接続対応ヘッドホンアンプの接続を変えた。
それにより、
アンバランス接続とバランス接続の音の違いを明確に体感できたのである(当社比)。
で、さらなる音質向上をすべくインターネッツを検索してみた所、どうも接続端子拡張基板経由でヘッドホンに出力するよりもバランス接続対応ヘッドホンアンプ上の"XLRキャノン・3ピン"経由で出力させたほうが音が良いぞという情報を見かけた。なるほど。確かにプロ機材やハイエンドオーディオ界で利用されているこの端子のほうが音が良さそうだし、接続端子拡張基板を経由させるということは本体と拡張基板の連結で接点が増えるのでダイレクトに本体から出力するよりも若干の劣化があるかもしれない、うーんオラ直接繋いだほうが音が良さそうな気がしてきたぞ。ということで
試してみっか。
MDR-Z7を"XLRキャノン・3ピン"に接続する
さて、現在利用しているヘッドホン「MDR-Z7」であるが、付属のバランス接続ケーブルは同じSONYのヘッドホンアンプ「PHA-3」との接続が前提となっているので、接続端子は"3.5mmの3極ミニ"である。
幸いにも、MDR-Z7はヘッドホンケーブル着脱式となっているので"XLRキャノン・3ピン"に対応したケーブルを用意すればいいのだが、製品が見つからない。どうも、この手のケーブルは自作するかカスタム製作してもらうのが常識っぽいのだが自作は面倒くさいしカスタムオーダーとか
お高いんでしょ?
ということで、どうにか楽に出来ないか調べた所いいものがありました。
当然1個しかはいっていないので2個購入。今回はヨドバシ・ドット・コムで購入したが、秋葉原の店頭でも販売されている模様。
ご購入について
これがMDR-Z7のバランス接続ケーブル
変換コネクタに挿すと、XLRキャノン・3ピンに!
聴いてみる
バランス接続対応ヘッドホンアンプのXLRキャノン・3ピン出力に
ブスり。
他の接続構成は前回通りにして聴いてみると…
?
!?
L「これってもしかして…」
R「私達…」
LR「「入れ替わってるー!?」」
接続を間違っておりました。さて、接続を正しくして改めてその音質を拡張基板経由の場合と比較してみた所…
全然、違いがわかりません。
そもそもコネクタ購入時点で、変換コネクタ使ってる時点で接点が増えるからこれって拡張基板経由と変わらないのではないかという予測はたっていたのだが実際その通りだった模様。じゃあ、なんで購入したのかですって?
拡張基板が邪魔だったからだよ!
オーマイガなんてこった。最初から変換コネクタの存在を知っていれば拡張基板を購入することもなかったのに。「初老のバカ!もう知らない。」と罵られても仕方がない程の失態であるが、拡張基板と音質的に変わらなければコレはコレで良いことがあるのだと自分に言い聞かせた。