音の国から2017 春
約一年間色々と試行錯誤した集大成
思い起こせば、これがオーディオ沼に足を踏み入れるきっかけであった。
あれからどんどん沼に沈んでいきたどり着いた結果が…
なんてコンパクトなんでしょうか。しかもプリンター台の下だなんて信じられません。わーいわーいお小遣い制万歳。
ということで、毎週末に音楽を楽しんでいる環境を上流から順に紹介していくぜー。
NAP
最初はネットワーク経由で音楽を再生するネットワークオーディオプレーヤー(NAP)から。
今まではRaspberry Piを利用していたのだけれども、現時点ではChromecastに対応することが困難であることから
現在は「Chromecast Audio」(CCA)を利用中。
光デジタルケーブルでDACに接続した場合は「96KHz /24bit」迄の出力となってしまうけれども、自分が聴く音源は定額制音楽配信サービスやスマホに入れている非ハイレゾの圧縮音源なので特に問題はないし、スマホからの操作が快適なのがCCAを愛用している一番の理由である。
DAC
CCAを直接ヘッドホンに接続して聴いてもスマホで直接再生するのとあまり変わらずぶっちゃけ意味がない。そもそもCCAはスピーカーやDAC等の外部機器を経由して音を再生する用途のものなので、少しでも良い音で音楽を楽しみたければDACと光デジタルケーブルで接続する必要がある。今迄愛用していた「DENON DA-10」には光デジタルケーブル入力がないので
現在は「DENON DA-310USB」を利用中。
DA-310USBにしたのは、DA-10時代からDENONの音が気に入っているのと「DDFA」というなにやらすごそうなテクノロジーを採用していたからである。
Denon公式 | DA-310USBの仕様・特長 | USB-DAC / ヘッドホンアンプ
CCAとDA-310USBの接続は以下のモノを用いている。
光デジタルケーブルもピンキリで沼が深いのであるが、オッサン的にはデジタル部分は何でもいい派なので今のところこれで充分である。BIGに当選するか娘氏が石油王の嫁になったら気持ちが変わるかもしれない。
ヘッドホンアンプ
DA-310USBは実際のところヘッドホンアンプなのであるが、残念ながらバランス接続に対応していない。じゃあなんでそれを買ったのだと言われても仕方がないのであるがそれはバランス接続用のヘッドホンアンプを持っているからである。
「デジファイ No.22特別付録ヘッドホンアンプ」。
Stereo Sound STORE / DigiFi No.22 特別付録バランス駆動対応ヘッドホンアンプつき号
勿論基板のまま使うのはアレなのでケースに入れている。
DA-310USBとヘッドホンアンプの接続は以下のモノを利用している。
DA-310USBはDAC単体としても利用できるようにRCA出力端子が背面にあるのだが、RCA出力とヘッドホン出力では経由する回路が異なる。RCA出力でヘッドホンアンプと接続すると最新テクノロジーである「DDFA」回路は経由しないのである。ということでDA-310USBのヘッドホン出力からプラグ変換してヘッドホンアンプに入力するというちょっと変則的な接続にしている。
osa030.hatenablog.com
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オペアンプ
そこまでしてバランス接続がしたいのは、既にバランス接続ヘッドホンアンプやバランス接続対応ヘッドホンを先に入手していたからということもあるが、デジファイ付録のヘッドホンアンプはオペアンプを好みなものに交換できるという面白さがあったからである。
オペアンプというのはヘッドホンアンプ内のアナログ部分の部品(回路)であり、小指の爪程の大きさの部品なのに100円から3000円と価格に随分と開きがあり、交換すると音質が変化する。当然値段が高い程良い音がしそうなのは大人の常識なので思い切って一番すごそうなものを購入した。
Burr-Brown OPA627AU
OPA627 高精度高速 Difet® オペアンプ | TIJ.co.jp
どうやらハイエンドオーディオに採用されているらしい高級パーツらしい。といっても中古品であれば、お小遣い制の父さんでも頑張れば購入できるレベル。本当はしろくま製作所さんのモノを購入したかったのであるが、購入したかった時は運悪く品切れだったのでヤフオクで購入。
バランス接続の場合は2個必要となるので、オペアンプだけでバランス接続アンプ本体を越えるという自体になったが価格なりの音質になったに違いないので後悔はしていない。
ヘッドホン
最後はヘッドホンであるが、バランス接続で楽しむにはバランス接続対応ヘッドホンである必要がある。ということでバランス接続ヘッドホンアンプ購入と共にゲットした
SONY MDR-Z7。
MDR-Z7を選んだ理由は音質が気に入ったのもあるが、一番の理由はバランス接続ケーブルが付属していたこと。通常、バランス接続できるヘッドホンはハイエンドクラスなのでヘッドホン自体の価格もそれなりにするがバランス接続ケーブルは付属していない。音に拘るなら投資しろというのが常識な世界なので仕方がないのであるがそれは庶民には厳しい。ということでMDR-Z7をチョイスした訳であるが、どうも付属ケーブルを変えると一皮むけた音質となるらしい。
ということでやってきましたキンバーケーブル。これでもう被ってるなんて言わせない。
ヘッドホンアンプとMDR-Z7との接続は以下の変換コネクタを利用。拡張基板経由であればダイレクトに接続できたがケースが高くなるのでコネクタ経由とした。
総評
さて、現在の構成の音質であるが…
これだけ金使っておいて悪いとか思える訳ないじゃないの。
そもそも音源が定額制音楽配信サービスや手持ちの非ハイレゾ圧縮音源なのでそれを聴く環境としてはなんら不満はない。ひょっとするとDA-310USBから直接アンバランスでヘッドホンに繋いだほうがいいんじゃないか説もあるのだが、高級オペアンプとキンバーケーブルに投資した手前そんな後ろ向きな発言は許されはしない。少なくとも新しいヘッドホンを欲しくなるまでは。
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