PCを新調したい(その2)
前回に引き続き選定編。
前回の検討により、自分の中で新調するPCの方向性は以下に決まった。
- コンバーチブルタイプの「2-in-1 PC」
- OSはWindows
今回は具体的な機種選定をしていく。
予算
機種選定にあたって、まずは一番最初に設定しておくべきは予算。適切な値を設定し、事前に承認を通しておかないと稟議を通すことができない。最近は随分とノートPCの価格は安くなってきたものの、今回購入を考えている「2-in-1 PC」は最新テクノロジー満載ということもあり価格帯は若干高め。ということで頑張って色々とプレゼンした結果、上限「15万(税込)」の予算承認を得た。
スペック
前回要件として挙げたスペックは以下の通り。
分類 | スペック | 備考 |
---|---|---|
CPU | core i5 8250U | 7673(passmark) |
メモリ | 8GB | 今時の規格 |
ストレージ | 256GB(SSD) | 今時の規格 |
液晶 | 12インチ | 解像度(1920×1080) |
GPU | CPU内蔵グラフィックスチップ | 省電力重視 |
重量 | 1.2kg | 軽いのが欲しい |
選定
価格コムで、予算内で上記スペックに近いコンバーチブルタイプの「2-in-1 PC」を検索したところ、以下のモデルが見つかった。
- ASUS ZenBook Flip S UX370UA-8250
- ASUS ZenBook Flip 14 UX461UN(UX461UN-8250)
- HP Spectre x360(2017年11月モデル)
- HP ENVY 13 x360
- Inspiron 13 7000 2-in-1
- Acer Spin 5
- TOSHIBA dynabook VZ62/F
重量「1.2kg」以内にこだわらなければ候補モデルはそれなりにあるようだが、忘れていけないのはバッテリー稼働時間。
現行PCがカタログスペック6時間で実働3時間弱なことを考えると、最低6時間は稼働してもらいたい。となると、カタログスペック上で12時間は欲しい。
PCを新調したい - 初老のボケ防止日記
ということで、検索条件に駆動時間「12時間」以上を追加した結果、以下2モデルに絞られた。
- HP Spectre x360(2017年11月モデル)
- TOSHIBA dynabook VZ62/F
両モデルのスペック比較は以下の通り。
価格差はほとんどなく、スペックだけ見れば「HP Spectre x360」のほうが優れている点が多い。
項目 | HP Spectre x360 | TOSHIBA dynabook VZ62/F |
---|---|---|
液晶サイズ | 13.3 | 12.5 |
SSD | PCIe | SATA(?) |
駆動時間 | 16.75時間 | 16.5時間 |
重量 | 1.29kg | 1.099kg |
デザイン面含め、順当に考えれば「HP Spectre x360」を購入するのであるが…
この…
Enterキーの右側のキー配置がマジ無理。
公私含めて過去2回HP製ノートPCを使用したことがあるが、それでも克服できなかった。
ということで消去法で「TOSHIBA dynabook VZ62/F」に決定。
TOSHIBA dynabook VZ62/F
消去法のは冗談で、SHARPに部門ごと売却されたdynabookを今更選択したのは訳がある。
ビジネス向けに培ったノウハウで堅牢な作り
せっかく高いお金を出して購入するノートPCなら末永く利用したいもの。特に、コンバーチブルタイプの「2-in-1 PC」は可動箇所が多い分、一般的なノートPCよりも故障するリスクは高いと思われるためできるだけ堅牢な作りであるに越したことはない。その点dynabookは、長年ビジネス市場で利用されてきたということもあり、その点は自信があるようでアピールが半端ない。
アメリカ国防総省制定MIL規格に準拠したテストを実施
MIL規格とは、アメリカ国防総省が調達する物資に対して、過酷な環境でも問題なく利用できるように定められている品質基準。VZ62は、MIL規格(MIL-STD-810G)に準拠した10項目にわたる耐久テストをクリアしました。
アメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810G)に準拠したテストをクリアしたdynabook Vシリーズ|東芝PC dynabook(ダイナブック公式)
シミュレーション技術や高密度実装技術を駆使し、軽量薄型ボディと堅牢性を両立
30年以上にわたるノートPCづくりで培ってきた高密度実装などの薄型・軽量化技術を進化させつつ、薄く軽くする部分の強度などを確保するためさまざまなシミュレーションを実施。強度、変形、衝撃など、部位ごとに求められる基準を満たしているかを繰り返しシミュレーションすることで、設計段階から不具合の芽を摘むことができるようになりました。たとえば、高負荷のかかるパームレスト部にはシミュレーション結果から補強リブ構造を採用するなど、隅々にわたり耐久性を向上しています。
厳しい評価基準をクリアする高品質で安心なPCづくりを実施
ドイツの認証機関TÜV(テュフラインランドグループ)の過酷な耐久テストをクリア。また、日常生活の中で起こりうる衝撃や圧迫に耐えられること。いつまでも使いやすく、機能性を損なわないこと。自社での徹底した試験を実施することで、長く安心して使い続けられるPCをご提供いたします。
長期間使用した際の不具合を短時間で検証し、設計にフィードバック
ノートPCを何年も使用した結果、どのような故障が起こりうるか。それを検証するために、当社では従来の設計確認テストに加えて、高加速寿命試験(HALT)を実施しています。HALTは、急激な温度変化とランダムに発生する強力な振動などが同時に起こる過酷な環境をつくりだし、高レベルのストレスをかけることで、製品に内在する弱点を短時間で抽出することができます。この試験を実施することによって、あらかじめ製品の弱点を徹底的に洗い出し、ノートPCの設計・製造にフィードバックしています。
実際に店頭で実機を触ってみた所、軽量ながらしっかりとした剛性を感じることができ、キーボード入力時にボディーがたわむこともなかった。長く使う製品だからこそ、見た目以外のこういう所は意外に大事にしたいポイントだ。
コスパが良い
ダイレクトストアでの販売価格は「HP Specture x360」と比較すると割高に感じるかもしれない。
VZ62/FS 2018春Webモデル プレシャスシルバー | 【公式PC通販】東芝ダイレクト
ところが、「TOSHIBA dynabook VZ62/F」には「HP Specture x360」に付属しない以下の付属品も同梱されている。
ノートPC本体および、上記ポート拡張アダプタにmicroSDカードスロットがないのは残念ではあるものの、これらが最初からついてくるのはちょっとお得感がある。更に無料の会員登録をすれば、割引価格が適用されるのでセール開催時期によってはさらにお得な値段で購入することができる。
というか、Amazon経由だと既に割引適用価格だ。
ヤフーショッピング!経由でも既に割引適用価格で販売されているので、「5のつく日キャンペーン」などを併用してポイント増量すれば実質12万以下での購入も可能だ。
ということで、次回は誰も望んでいない開封の儀なのだが、果たして夏休み中に届くのであろうか...。