自宅でスピーカーから音楽を楽しむ機会は浴室か台所しかなく、しかも台所に立つ機会はそれほど多くない。そんな訳でBluetoothスピーカーを購入するにもあまり高いものは勿体ないのでどうしようかなと思ってたら、「MONOQLO」というレビュー系雑誌で"値段の割に音がいい"と高評価だったスピーカーが気になったのでポチってみた。
購入して一ヶ月、週末に数時間の利用でしたがブチ壊れました。再生できるもののノイズが入って使い物になりません。勉強になりましたどうもありがとうございました。
開封の儀
シンプルな箱。
中身はこの様になっている。この値段で充電ケーブル付属は親切なほうだ。また持ち運び用ケースがついているのが特徴だ。
大きさは直径約4.8cm。CDジャケットと比較するとよくわかるがサイズは極小。 小さいにもかかわらず、手にするとずっしり重い(重さは175gとのこと)。
上からみた所。ここから音が出る。
使ってみた
スマホ(Android)とつないでSpotifyを聴いてみたところ、雑誌の記事にある通りサイズからは想像できない低音が出てきて驚いた。低音だけでなく中高音もこもらず出ており傾向としてはBOSE系の音といえば伝わるだろうか。確かに、この値段(実売2,000円程度)として考えると素晴らしい出来である。
といっても、オーディオメーカ製の5,000円以上のBluetoothスピーカーと匹敵するレベルに達しているとは自分には思えなかったので、リスニング目的で購入すると力不足に感じてしまう可能性が高い。逆に、ある程度騒音がある環境でBGM用途として割り切って使う分には満足できそうである。
色々なジャンルの曲をかけてみたところ、どうやらロック系よりもヴォーカル曲やヒップホップ系等、音数の少ない曲のほうが綺麗に聴こえる傾向に思えた。ロック系の場合は全ての楽器の音が固まって出てくるイメージ。ヴォーカル曲は普通に聴ける音質で出てくるのでスピーカーサイズからそういう傾向になってしまうのだろう。とはいえ、BGMとして流すには支障はないレベルであり雑誌の評価が高かったのもの理解できる。が、しばらく聴いてみていくつかわかった点がある。
細かい音量調整が効かない
スピーカー本体に音量ボタンがついておらず、接続元の機器側で音量調整するのだが、ボリュームの増減幅がでかいので細かい調整ができない。これはひょっとすると接続元のスマホ(AndroidOne X2)の話かとも思ったのだが、Bluetoothヘッドホンの時ではそのようなことは感じなかったので、このスピーカー側の話だと思われる。
スイートスポットが狭い
本体サイズが小さく、スピーカー面が上にあることもあり、音が綺麗に聞こえる範囲(スイートスポット)がかなり狭い。言葉で伝わりにくいので写真であらわすとこんな感じ。
台所での料理中に使う目的で購入したのにリスニングポジションが限定されるのはちょっとイヤだなと思い、散々試行錯誤の末、付属のケースに入れて壁にぶら下げるといい具合に聴こえることを発見。
まさかケースに入れて使う方が音がよく聴こえるとは思わなかった。
このように、使うにはちょっと癖があるものの、値段を考えれば良くできている。音質的にもオールラウンダーではないものの、ちょっとした作業のお供にはいいのではないだろうか。