我が家はAppleとは縁が無い家庭である。PCと言えばWindowsであり、スマホとタブレットは子供の教育関連で購入せざるを得なかったiPad以外はすべてAndroidである。今までそれに対する不満は家族から出ることはなかったのだが、他人の目が気になるお年頃になったこともあって子供達が"iPhoneがいい"と言い出した。親の思想を子供に押し付ける道理もないので、"自分たちで使い方を覚えるなら"という条件付きでMNPのタイミングでiPhoneデビューさせることにしたのだが…

はじめに

我が家は妻と二人の子供の4人家族。上は高校生で下は小学生(高学年)だ。子供たちは小学生の頃からスマホを持たせているが、未成年ということもあり、次のルールを定めている。

アプリやコンテンツの購入には親の承諾が必要
スマホのロック解除コードは親にも教える
親は子供の位置を把握できる

子供の年齢にあわせて一部ルールを撤廃し自由度をもたせるが、位置情報については親としては連絡が取れない時に心配なので独り立ちするまではいつでも確認できる状況にはしておきたいと思っている。

Androidの時にこのルールで運用していたし、iOSでも似たような機能はあるので問題ないと思っていたのだが、混在環境では面倒くさいことがわかった。

13歳以下のアカウント(Apple ID)作成にはMacかiOSデバイスが必要

Androidデバイスを使うのにGoogleアカウントが必要なように、iOSデバイスを使うにはApple IDが必要だ。また、13歳以下の子供のアカウントは親が作成しなければならないのも同様なのだが、13歳以下の子供のApple IDアカウントはMacかiOSデバイスが必要だ。

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幸いにも、会社で不要となったMacを子供用にもらっていたので無事に作成することができたが、AndroidユーザでMacを持っている人は開発者以外にはあまりいそうもないので初っ端から敷居が高い。なお、上の子供は13歳以上なのでApple IDの作成自体はiPhone本体で完了したのだが、ファミリー共有に参加させるにはやはりMacからやる必要があった。ひょっとしたらWindows版iCloudからできるのかもしれないが、PCを汚すのは嫌なのでインストールしてない。

アプリやコンテンツの承認にはMacかiOSデバイスが必要

Androidと同じく、iOSも子供がアプリやコンテンツを勝手に購入しないように親アカウントの承認を必須とすることができる。ただし、承認にはiOSデバイスかMacが必要だ。

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Appleに限った話ではないのだが、親と子のOSが異なると面倒である。いちいち普段使ってないMacを引っ張り出してログインするのが面倒くさいので親が子供の依頼に応じてストアでの購入時にパスワード入力する運用にした。

ファミリー共有したアカウントの支払い方法は同一になる

「ファミリー共有」は、Androidでいう「ファミリーリンク」にあたるものだが、ファミリー共有の管理下のアカウントの支払い方法は管理側アカウントに登録された支払い情報しか選択できないのだ。

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"子供の支払いは親が面倒を持つ"というのは確かに理にかなっているのだが、上の子供は高校生であり、自分のお小遣いの範囲内であれば自由に使う裁量は持たせている。Googleアカウントの場合は個別のアカウントの支払方法が適用されていたので、てっきりApple IDでも同様と思っていたがどうやらApple様とGoogleは思想が異なるようだ。仕方がないので上の子はファミリー共有から外すことに。

「友達を探す」を設定するにはiOSデバイスが必要

子供達をファミリー共有に設定したのは"位置情報の把握"する目的もあったのだが、上述の理由から上の子供はファミリー共有から外れてしまったので、位置情報の把握ができない。これは困った、ということで調べるとなんとAppleでは「友達を探す」という機能があるようだ。なるほど、裁量を持った子供は"上下"ではなく"対等"な関係、これがApple様の思想…。

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ところが友達設定はiOSにインストールした「友達を探す」アプリからでないと行えないようだ。Androidなんぞ友達じゃねえってか。

クッ…もはやこれまで…こうなったら仕方がない、万一に備えて位置情報把握用のiPadを買うか....と真剣に検討していたら、なんと別の手段で位置情報の共有ができることを発見。

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流石、Google様やで。