初老のボケ防止日記

おっさんのひとりごとだから気にしないようにな。

NVMeのSSDをクローンしようとしたら色々と大変だった件

SSDクローンできなかったすべての人へーー。

昨年末に買い替えたばかりの業務用ノートPC。

osa030.hatenablog.com

その後も絶賛在宅勤務を続けたおかげで、SSDの空き容量が心許ない状況に。元々、ストレージ容量500GBのPCで使っていたデータをほぼ引き継いで使っていたのもあって、現状の500GBのままで業務を続けるのはちょっと厳しいなということで1TBのSSDに換装することにした。

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しかし、1TBのMVMeのSSDがこの値段で買える時代になるとはいい時代になったものだ(数ヶ月前ならもっと安かったけれど)。

早速SSDのデータをクローンしようと、SSDにバンドルされているクローンソフト「Acronis True Image for Crucial」をPCにインストールし、以前購入したLogitechの「NVMe SSDケース」に「CT1000P5SSD8JP」を装着してクローンソフトを起動したところ

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あんた、バカァ!?

デバイスマネージャーで確認してみたところ

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ちょっと、何言ってるかわかんないッスね。

どうやらLogitechのSSDケースに入れるとSSDが見えないらしい。ググってみるとSSDにバンドルされている「Acronis True Image for XXX(メーカー名)」で認識されないと嘆いてる人はそれなりにいる模様。仕方がないので、フリーのクローンソフトを使おうとしたら、無料でGPTクローンできなくなってるではないか…*1

どうしたものかと思い、色々と調べてみたらNVMe SSDケースに搭載されているUSBコントローラは概ね「ASMedia」と「JMicron」の2社に分かれており、今回利用したLogitechのSSDケースは前者が搭載されていることがわかった。また、クローンソフトによっては「JMicron」なら対応しているという情報をみつけたので、"ひょっとしたら「JMicron」のチップを搭載したNVMe SSDケースならば「Acronis True Image for Crucial」で認識してくれるのでは?"と淡い期待を胸に試してみることにした*2

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Amazonで「JMicron」のチップを搭載してお手頃でレビューもまあまあなやつをゲット。随分と価格も安くなってきたようだ。

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値段の割に質感は悪くないが、Logitechのケースよりも一回り小さく放熱性は微妙。

早速リベンジしてみたところ

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変化はなかった。

仕方がないので、クローン前にSSDを入れ替えてからクローンしようとしたのだが、UEFIでブートディスクを選択しているにもかかわらず外付けSSDからだとOS起動に失敗する(起動しようとしてコケて再起動の無限ループ)。もうにっちもさっちもいかないので、新しいSSDにOSをクリーンインストールするかクローンソフトのライセンスを買おうかと考え始めたのだが、ふと

Linuxなら無料でクローンできるんじゃね?

と思い立って、色々と試したらどうにかこうにか無事クローンできた。ということで、次回から

  1. "Clonezilla"を使ってSSDをクローンしてみた。
  2. "GParted"を使ってSSDの未割り当て領域を使えるようにしてみた。
  3. "Diskpart"を使ってリストア領域を非表示化した。

の3本連続で手順をお届けいたしまーす。

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*1:「EaseUS Todo Backup Free」の最新版ではクローン機能は無料では使えない。「AOMEI Backupper Standard」はGPTクローンは無料では使えない

*2:実のところ、LogitechのSSDケースはSSD本体をネジで固定するタイプではないのでCrucialのSSDだと接続が甘くなったりしてるのではという懸念も持っていたので切り分けとして別のケースを買った