NVMeのSSDをクローンしようとしたら色々と大変だった件
SSDクローンできなかったすべての人へーー。
昨年末に買い替えたばかりの業務用ノートPC。
その後も絶賛在宅勤務を続けたおかげで、SSDの空き容量が心許ない状況に。元々、ストレージ容量500GBのPCで使っていたデータをほぼ引き継いで使っていたのもあって、現状の500GBのままで業務を続けるのはちょっと厳しいなということで1TBのSSDに換装することにした。
しかし、1TBのMVMeのSSDがこの値段で買える時代になるとはいい時代になったものだ(数ヶ月前ならもっと安かったけれど)。
早速SSDのデータをクローンしようと、SSDにバンドルされているクローンソフト「Acronis True Image for Crucial」をPCにインストールし、以前購入したLogitechの「NVMe SSDケース」に「CT1000P5SSD8JP」を装着してクローンソフトを起動したところ
あんた、バカァ!?
デバイスマネージャーで確認してみたところ
ちょっと、何言ってるかわかんないッスね。
どうやらLogitechのSSDケースに入れるとSSDが見えないらしい。ググってみるとSSDにバンドルされている「Acronis True Image for XXX(メーカー名)」で認識されないと嘆いてる人はそれなりにいる模様。仕方がないので、フリーのクローンソフトを使おうとしたら、無料でGPTクローンできなくなってるではないか…*1。
どうしたものかと思い、色々と調べてみたらNVMe SSDケースに搭載されているUSBコントローラは概ね「ASMedia」と「JMicron」の2社に分かれており、今回利用したLogitechのSSDケースは前者が搭載されていることがわかった。また、クローンソフトによっては「JMicron」なら対応しているという情報をみつけたので、"ひょっとしたら「JMicron」のチップを搭載したNVMe SSDケースならば「Acronis True Image for Crucial」で認識してくれるのでは?"と淡い期待を胸に試してみることにした*2。
Amazonで「JMicron」のチップを搭載してお手頃でレビューもまあまあなやつをゲット。随分と価格も安くなってきたようだ。
値段の割に質感は悪くないが、Logitechのケースよりも一回り小さく放熱性は微妙。
早速リベンジしてみたところ
変化はなかった。
仕方がないので、クローン前にSSDを入れ替えてからクローンしようとしたのだが、UEFIでブートディスクを選択しているにもかかわらず外付けSSDからだとOS起動に失敗する(起動しようとしてコケて再起動の無限ループ)。もうにっちもさっちもいかないので、新しいSSDにOSをクリーンインストールするかクローンソフトのライセンスを買おうかと考え始めたのだが、ふと
Linuxなら無料でクローンできるんじゃね?
と思い立って、色々と試したらどうにかこうにか無事クローンできた。ということで、次回から
- 「"Clonezilla"を使ってSSDをクローンしてみた。」
- 「"GParted"を使ってSSDの未割り当て領域を使えるようにしてみた。」
- 「"Diskpart"を使ってリストア領域を非表示化した。」
の3本連続で手順をお届けいたしまーす。
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