初老のボケ防止日記

おっさんのひとりごとだから気にしないようにな。

機材で耳年齢が変化するのか試してみた。

緊急事態宣言発令中ですが、耳チェック・フェスティバルを強行します。

昨夜TLに流れてきたツイート。

丁度、音楽を聴いていた時だったので試しに自分も聴いてみたら17,000Hzまで聞こえた。つまり、50代が迫っているギリギリ40代の自分の耳年齢は30代ということになるのだが、TLで同世代のチャレンジツイートを見る限り皆さんお耳はよろしくないようだ、可哀相に…。

実は、5年程前に似たようなことをやったことがあってその時の自分の可聴域は14,000Hz迄。つまり5年経った今のほうが耳が良くなったことになる…。

osa030.hatenablog.com

ひょっとして、これは機材の違いなのではと思いあれこれ試してみることに。

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今回試したイヤホン・ヘッドホンは以下のものだ。

分類 製品名 補足
イヤホン Apple EarPods with Lightning Connector iPhone付属イヤホン。
イヤホン Panasonic RP-HDE10 ハイレゾ対応イヤホン。
ヘッドホン Creative Aurvana Live! コスパ抜群のヘッドホン。実はフォスター電機製。
ヘッドホン Panasonic RP-HD600N ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン。ハイレゾ対応。今回は有線でつなぐ。
ヘッドホン FOSTEX TH909 オープン型のハイエンドヘッドホン。もちろんハイレゾ対応。

これらをiPhone 8に接続して、冒頭のツイートにあるPanasonicの耳年齢チェックサイトで試す(1以外はLightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ経由で接続)。なお、テスト環境はエアコンの動作音やTVの音声等の生活音がある状態なので健康診断のように防音室で実施したわけではない。

年齢別

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まずはEarPodsを用いて、家族の協力の元に年齢別の聴こえ方の違いをチェック。

被験者 年齢 聞こえた 耳年齢
俺氏 47 12,000Hz 50代
妻氏 47 12,000Hz 50代
息子氏 17 19,000Hz 20代
娘氏 13 19,000Hz 20代

いきなり冒頭の結果と違ってしまったのだが、EarPodsでは四捨五入で50代の耳には15,000Hz以上は無音の世界にしか聞こえない。子供達は普通に聞こえたらしいのでサイトの耳年齢の分け方は正しいようだ。

イヤホン・ヘッドホン別

ここからは自分のみでチェック。

製品名 聞こえた 耳年齢
Apple EarPods with Lightning Connector 12,000Hz 50代
Panasonic RP-HDE10 15,000Hz 40代
Creative Aurvana Live! 15,000Hz 40代
Panasonic RP-HD600N 15,000Hz 40代
FOSTEX TH909 15,000Hz 40代

EarPodsでは聞こえなかった15,000Hzの音が他の製品だと聞こえる。といっても、イヤホンはかろうじて聞こえるレベルでヘッドホンは耳にジャストフィットするように調整するとそこそこ聞こえるようになった。試しに、RP-HD600Nのノイズキャンセリングを有効にしてみたところ12,000Hz以上は本来聞こえるべき音がカットされて残った残音だけが同じリズムで聞こえるという結果であったのでノイズ扱いされて消されてしまった模様。

このままでは、冒頭に書いた結果と違うじゃねえかという話なのだが、普段ガチで音楽を聴く時にiPhoneに直接ヘッドホンを接続している訳ではない。外付けのUSB-DACである「RME ADI-2 DAC FS」を使用しているのだ。

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再び「RME ADI-2 DAC FS」経由でチャレンジ。

製品名 聞こえた 耳年齢
Panasonic RP-HDE10 15,000Hz 40代
Creative Aurvana Live! 15,000Hz 40代
Panasonic RP-HD600N 15,000Hz 40代
FOSTEX TH909 17,000Hz 30代

ようやく冒頭の結果通りに17,000Hzの音が聴こえた。つまり、

金をかければ音の聞こえは良くなります。

最後にイヤホン・ヘッドホンの”ハイレゾ対応”であるが、一般社団法人日本オーディオ協会によるハイレゾの定義によれば

スピーカー・ヘッドホン高域再生性能: 40kHz以上が可能であること

なのだが、人間の可聴域は20~20,000Hzなので40,000Hzなんて聞こえる訳がないし、今回のチェックからも分かる通りハイレゾ対応イヤホン・ヘッドホンだけを使ったところで耳の聴こえが良くなる訳でもないので好きな音色のイヤホン・ヘッドホンを選びましょう。