イヤホン・ヘッドホンの選び方(2019版)
時節柄、新生活に向けて新たにイヤホン・ヘッドホンを購入する人も多そうなので、あんまり詳しくない人向けに独断と偏見で適当にアドバイスしてみる。
現在は昔と違ってヘッドホン・イヤホンの選択肢が多く、大型量販店に行っても沢山展示されており正直何を選んでいいかわからない人も多いのではないだろうか。特に、利用者本人じゃなくて親御さんとか。最終的には、予算と好みの音でチョイスすることにはなるのだが、スマホの種類と利用目的で大まかな方向性は決まるのでざっくりチャートにしてみた。
有線イヤホン・ヘッドホン(全部)
今の時代はイヤホンジャックが付いていないスマートフォンも多く、ワイヤレス(無線、スマホ本体とケーブルで繋がないタイプ)が主流であるが、ワイヤレスはその仕組み上どうしても音が遅れる。
音楽を聴くだけなら音が遅れても問題にはならないのだが、動画を見たりゲームをする人によっては気になるケースがあるようだ。ゲームの中でも特に音ゲーをする人にとっては致命的らしいので、後で後悔しないように有線のイヤホン・ヘッドホンを選んでおくのがよい。
なお、有線のイヤホン・ヘッドホンはケーブルが細いものが多いので片付ける際に雑に扱うとケーブルが断線して片耳だけ音が出ないなどの故障が起こりがちだ。丁寧に扱う自信がないのであれば、消耗品と捉えてある程度低価格帯の製品を購入するのがよいだろう。
以下のイヤホンは旧モデルなので、比較的手の届きやすい価格帯になっているが、一流オーディオブランドの製品で音は悪くない。
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ワイヤレスイヤホン・ヘッドホン(SBC/AAC)
ワイヤレス(Bluetooth)でスマホからイヤホン・ヘッドホン(スピーカー)に音を飛ばす方式(コーデックと呼ぶ)には色々ある。
これがワイヤレス製品を選ぶ時に一番わけがわからないところであるが、iPhone(iOS)は「SBC」と「AAC」しか使えないので、それ以外の「aptX」とか「LDAC」とかいうキーワードはガン無視してよい。
と言っても、aptXやLDACに対応している製品がiPhoneで使えない訳ではない(どの製品もSBCには必ず対応しており、AACについても大抵の製品は対応している)ので、予算内で音が気に入ったのであれば問題ないが、一般的にaptX対応製品のほうが価格帯が高くなるので無理してそれらのキーワードに食いつく必要はない。
以下のイヤホンはSBC対応のみだが、形状がiPhone付属のイヤホンと同じインナーイヤー型なのでカナル型のように耳の奥に入れるタイプが苦手な人にはアリ。
JBL TUNE205BT Bluetoothイヤホン マイクリモコン付き/オープンタイプ ブラック JBLT205BTBLK 【国内正規品/メーカー1年保証付き】
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ただし、iPhone付属のイヤホン同様に音漏れしやすいので音量には注意が必要だ。また、インナーイヤー型は構造上、耳から外れやすく密着していない分低音が軽めになってしまうのだが、以下のアイテムで装着することで若干改善される(実際にTUNE205BTに取り付けられることも確認済)。
エレコム EarPods用 イヤホンカバー イヤーピース iPhone純正イヤホン シリコン素材 落下防止 遮音性 シリコン P-APEPICR
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ワイヤレスイヤホン・ヘッドホン(全部)
Androidの場合、機種によっては「aptX」や「aptX HD」「LDAC」というコーデックに対応している。ざっくり言えば、aptXは他の方式よりも音の遅れが少なく、aptX HDとLDACは遅延は大きいが音質がハイレゾ相当なのが売りである。
aptX HDやLDAC対応のワイヤレスイヤホン・ヘッドホンは価格が高いものが多いので、サブスク音楽サービスを聴くだけならaptX迄で充分である。
aptXは遅延だけでなく音質的にもAACよりも優れているとされるが、先にも触れた通り対応製品は非対応製品よりも若干価格が高くなる*1。そのため、低価格な対応製品は有名ブランドではない製品(所謂中華製品)が多い。
次のイヤホンとか代表格。
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有名ブランドではないイヤホン・ヘッドホンなんて"どうせ安かろう悪かろうでしょ"と思われがちであるが、実際に試聴してみると意外に悪くなかったりする*2。ただ、すべての製品がそうとも限らないのと見た目の問題もあるのでスペック(aptX)とブランドのどちらを重視するかは好みである。
まとめ
ということで、今回は低予算(3,000円以内)で自分が聴いたことあるやつだけで頑張ってみましたが、音の善し悪しは人それぞれ。とにかく店頭で見て・聴いて気に入ったものがあればそれを買うのが一番である。